あまだい

NO,001

■ 湾口の甘鯛 2016春


  3月26日 午前8時出船 午後3時沖上がり

甘鯛釣りである。

前回は、一匹も甘鯛が釣れなかったので、そのリベンジである。
今まで、甘鯛釣りで釣れなかった事がなかったので、その時は、
かなりのショックだったので、今回はその趣意返しであるのだが、
今回もまた甘鯛一匹も釣れなかったら、もっとショックとなるの
だが、そんな事を思ったら何時までも甘鯛釣りに行けなくなって
しまう。
そうなると、もっと困るので、まあ致し方ないのである。

いつもの時間の電車に乗りいつもの駅で降りて船宿に向かう。

甘鯛人気のせいか、船二艘出ています。
二艘目に向かうと、左みよしが空いていたので、そこの釣り座を、
確保する。甘鯛釣りの釣り人が多いとおまつりして大変なので、
端の釣り座の方がおまつりしづらいのである。

で、午前8時に出船、30分程走り釣りのポイントに到着する。
今日はうねりがあるので、波の上下の揺れを吸収しやすい、しな
やかな真鯛竿を使ってみる。

さて、釣り開始だがなかなか釣れません。

隣の釣り座の方は早くも甘鯛2匹を釣り上げている。この柔らか
な真鯛竿の為、魚信が分かり辛いようである。
このままだと、今日も悪いパターンとなるのが必至となるので、
ここでいつもの短い竿と交換する。

釣竿を替えると、早々に魚信。

上がってきたのはトラギス。
なかなかいいじゃない。
次もトラギス、ポイントを移動すると連呼鯛。
いいじゃない。

そんなこんなで、ぼちぼちと魚が釣れ出すものの、甘鯛は、なか
なか掛かってくれません。早くも昼近くとなり、何だかとっても
まずいパターンかと思いきや、カツっと小さな魚信、そのままで
何ともいわないので、竿かけに釣竿を置いて巻き上げると、まあ
なんと可愛い甘鯛が釣れていた。
余りに小さくて甘鯛独特の引き味はありません。

また、次も魚信、今度は甘鯛独特の引きである。
その引き味を楽しみながら釣り上がって来たのは、先程とあまり
大きさが変わらない甘鯛、これで、甘鯛が2匹、まあ、小さいと
はいえ、甘鯛二匹釣れたのでよしとする。

さあ、これで気持ちも楽になったので、リラックスして釣りを、
楽しみます。
今度は、上がってきたのは連呼鯛。周りも連呼鯛が釣れている。
連呼鯛の時合である。

錘を少し高く切って、大きいしゃくると、ガツガツと釣竿を振る
わせて大きな連呼鯛が上がってきた。尾頭付きの塩焼きには丁度
良いサイズ、しばし、連呼鯛釣りに没頭する。


さて、今日は甘鯛釣りである。

また元の釣り方に戻る。と重い魚信、上がってきたのはガンゾウ
ヒラメ。これ、塩焼きにすると美味しい魚である。
そして、沖上がり30分前、最後の可愛い甘鯛を釣り上げて終了
となる。
ああ、甘鯛釣れてよかった。





本日の釣果:
アマダイ3匹、レンコ鯛7匹、トラギス3匹、ガンゾウヒラメ1匹










前のお話へ 次のお話へ



海の写真クリックして地の巻メニューへ ● 沖釣り紀行
最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。