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■ 湾口の甘鯛 2023秋
11月13日 午前7時30分出船 午後2時30分沖上がり
■ 久しぶりの甘鯛釣りである。昨年は甘鯛の顔を拝む事が
出来無かったが今年はどうであろう?ここのところ、沖釣り
はあまり芳しく無いので心配だが、かと言って、釣りに行か
ないというのも、このまま、ずっと釣れない状態となるので、
それは困るので、釣りに数行けば、そのうちいつかは釣れる
だろうから、早く今の悪い役回りを返上したく、秋になって
涼しくなったので、毎度お馴染みの京急久里浜駅を目指すの
であった。
■ 秋になって涼しくと書いたが、今年の秋は以上な暑さで、
ついこの間迄夏日が続いていた。で、今日は、北風が吹いて
最高気温が20度を下回る12月初旬の様な気温である。
日本の秋は何処に行ってしまったのだろう?
そして海は荒れ大きな高波。まるで、浮世絵の神奈川沖波裏
のようである。
■ 船は金谷沖に向かい、此処で、まず第一投。
上がってきたのはまあまあの型のイトヨリ、ガンゾウビラメ。
両方とも甘鯛釣りの外道である。しかし、その次がなかなか
来ない。波が高く上手に竿先で誘えない。今日は大潮なので、
魚の活性が高く魚信が多くあるかと思ったが、なかなか思う
通りには行かない。
で、その後、連子鯛とトラギスが釣れて、時間が過ぎる。
このまま、今回も本命の顔は拝めずなのだろうか?
12月には、ハタ釣りに行こうと思っているので、もし今回
甘鯛が釣れずに次回のハタ釣りも駄目だったら、釣りに行く
のは、それで最後にしようかなと思い始める。
■ さて、午後になり波は少し収まってきた。
まあ、本命の甘鯛は釣れなくても外道でも良いから多くの魚
を釣るように気合を入れる。
錘が着底したら、3回海底を叩いて砂を巻き上げて、竿先を
ゆっくり上げる。ここで魚信が無ければ、竿先を下に降ろし
ながら竿先を5回煽り、またゆっくりと竿先上げる。
この動作を5回繰り返して魚信が無ければ、仕掛けを上げて
餌が付いているか、仕掛けが絡んでいないかを確かめてから
また、仕掛けを落とす。この動作を繰り返す。
で、一回、仕掛けを上げて餌が無くなっていたので、仕掛け
に餌をしっかりと付け直して、仕掛けを降ろしてゆっくりと
竿先を上げると、グンと竿先が引っ張られて、本命の甘鯛が
釣れる。一緒にトラギスも付いてきた。
久し振りの甘鯛である。
これが釣れなくて、沖釣りやめようかと思ったのだが、いざ
甘鯛が釣れると、そんな気持ちはすっ飛んでしまう。こんな
に人の気持ちがガラっと変わるのかと、今迄の長い人生の中
で初めての体験ではなかろうか?
これがあるから、釣りは止められないのである。
■で、この後もれ蓮子鯛や、ボウボウなど釣れて、釣れた
魚の数は少なくが、本命の甘鯛と比較的大きな外道が釣れた
ので、自らの衰えた釣りの腕を考えても、満足する甘鯛釣り
であった。
本日の釣果
甘鯛1匹、ホウボウ2匹、イトヨリ1匹、蓮子鯛2匹、
ガンゾウヒラメ1匹、トラギス2匹、
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