海
カワハギ

NO,002

伊豆のカワハギ 2007初夏

5月20日 午後1時〜午後4時
5月21日 午前8時〜午前10時

伊豆の棚田に来たら、もうひとつのお楽しみカワハギ釣りがある。
ここの海は、かつて竿を入れるとカワハギが馬鹿のように釣れた。どこかの釣り雑誌で、
紹介された事も有り、その後段々と釣れなくなり、やがて世間で一般的なカワハギ釣り
と同じように釣れる人には釣れるが、釣れない人には釣れない釣りとなっていった。

昨年の釣果は、あまり芳しくなかった。段々と釣れなくなってきているんである。
今回は、棚田の田植えもわがチームは一人だけとなり、比較的時間は自由である。
また、ここのところ、カワハギ釣りをしている人もあまりいない。この釣りにとっては
好条件である。

いつものように手漕ぎボートを借りる。
ポイントはいつも定置網廻りでは無く、その手前の根がある場所である。
何でも、先日釣り客が中途半端なポイントで大きなカワハギを9枚も上げたんだそうで
ある。防波堤から遠投すれば届くような岸に近いポイントである。
そこを流す事とする。

最近、段々とカワハギが釣れなくなってきたとは言え、魚は沢山いる。
仕掛けを落し、1分もすると餌は無くなっている。釣れなくなってきているのは、他の
釣り場同様にカワハギが賢くなっているんである。
で、流すが一向に餌を齧られた様子も無し。
先日釣れたのはたまたまじゃないの?と沖のいつものポイントを目指す。

今年の定置網はお休みで網が入っていない。周りにはヒラメ釣りの釣り船が数隻入って
いる。鰯が入って来ているとの事、ボートの周りにも鰯が沢山泳いでいる。この季節、
ヒラメも釣れるのかと知る。今回の道具は、サビキも無ければヒラメ仕掛けも無いので
カワハギ一直線である。

で、いつものポイントだが、ここでも餌は取られない。
まだ、水温が低いのでカワハギは沖の深いところにいるのでしょうか?はたまた、魚の
数も減ったんでしょうか?段々とここのカワハギ釣りは厳しくなってくるようである。
仕方が無いので、広く流してポイントを探る事にする。
幸い沖から岸にかけての弱い風、楽して岸に戻る事が出来る。

底を仕掛けがゆっくりと這う。
岸に戻って来る中、その中途半端なポイントに来た時である。竿に妙な動きが・・・・
仕掛けを上げると餌が無い。
そうか、何故か今回はたるませで来るんだなぁと気が付く。
ここの釣りは、どちらかというと叩き釣りである。活性がいいのと賢くなってきている
ので、たるませているとすぐに餌が無くなってしまうんである。
が、今回は違う。たるませである。
仕掛けが底に着いたら、竿を下げて弛ませてゆっくりと糸を張る。この繰り返しを4回
程やると、いつもの魚信である。わかればこっちのモンである。カワハギ特有の引きを
楽しみつつ、引きに合わせてリールを巻く。これがあるからカワハギ釣りは病みつきに
なるんである。

釣れ始めると入れ喰いである。群れが薄いのか、途中でパタと止まる。鰯が来ると魚信
も落ち着く。そんなこんなで初日は、午後3時から釣れ出して結局7枚を上げる。
さて、二日目。
同じポイントを探るがなかなか魚信は無い。
このペースでは餌が余ってしまうので、餌を撒きながら釣る事にする。何でも先日ここ
のポイントで9枚上げた釣り客は、あさり餌が無く、コマセとオキアミで釣ったとの事
さて、これが奏したのか垂らしていた置き竿に魚信がある。リールを巻くとそこそこの
カワハギ。いいねぇ〜。

今日の釣果:

5月20日 カワハギ7匹
5月21日 カワハギ4匹・メゴチ1匹

本日の教訓:
そこに答えはある。問題は答えに気が付くかどうかである。















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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。