鯉幟

NO,002

■ 草刈り本番はまだ?

4月27日

桜の花も残り、山々も緑に色づきはじめたのやまだ芽生え前の木々が淡い色調で点在
するここ上州。都会では最近、見かける事もなくなった鯉幟が風にはためいている。
標高の差か、または雪山を背後に抱えたその地形からは横浜と比較すると草木は約1ケ月
季節が遅い。先月、ジャガイモの植え付けをした上州の畑の草刈りにやって来た。
今回のメンバーは、「NF倶楽部」3名と「援農草刈隊」2名の計5名である。

 高速道路を降りて、まず地元野菜の販売所で恒例の野菜購入。その後畑に蒔く肥料を
購入する為に、大型店に立ち寄る。トマトやピーマン・カボチャ・スイカの苗など販売されている
その大型店は、農業関連品が沢山置いてある。蕎麦打ち用に手回し石臼や捏ね鉢もある。
さすがに趣味の蕎麦打ちでは無く実質的蕎麦打ち愛好家の為か、塗鉢はプラスティック製で、
その他ステンレス製、無垢の捏ね鉢は漆が塗っていなくて皆安い。また小型の全自動製麺機
も置いている。蕎麦のみならず饂飩・パスタ何でも来い!!である。で、15kg198円の鶏糞を
大量購入する。

 ところで今回の移動車は、UKIのワンボックス車では無い。「NF倶楽部」主催者ケイコ
さんの新車なんと「メルセデスワゴン」である。本場ドイツではどうだか知らんが日本広しと言え
ど畑に行くのに「メルセデスワゴン」で行くのは聞いた事が無い。
さらに鶏糞15kgX11個計165kgを後ろに乗っけて後方沈みしつつ走るのは世界広しと言えど
この車しか無いのではないか?
ちなみに11個と中途半端な鶏糞の数は、1個はUKIのプランター御持ち帰り用である。
そんなこんなで、香しい匂いを醸しつつ「メルセデスワゴン」は1時間遅れで畑に到着である。

作業その1:堆肥と枝落し
堆肥作り 枝落し
堆肥を畑脇にぶちまける。酵素と水を捲いてさらに熟成させる。
柿の木の上部の枝を落とす。ここになった柿は高くて届かず採れないので枝を横に拡げる算段
である。

作業その2:小麦の土寄せ
小麦 土寄せした小麦
我が家のプランターでは、落穂から芽付いた小麦が穂を着けはじめたがここ上州ではまだ穂が
出ない。
土を寄せて出穂に備える。

作業その3:草取り
アスパラ アスパラの芽
余り草は生えておりませんでした。アスパラの芽。

作業その4:風景を愛でる
葱ボウズ ジャガイモ
ジャガイモの若芽、収穫まであと2ケ月か?
鯉幟に映える葱坊主、乙な風景である。ここで一句と行きたいところだが出てこない。
葱坊主は天ぷらにする。乙な味である。


収穫
アスパラ・独活・葱坊主





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地の巻 上州の畑
プランターでの野菜作りに限界を感じたUKIは、友人の主宰する畑に参加。
その上州の畑での様子、畑の四季をお伝えします。