NO,003

■ 末恐ろしい!!


UKIは帰りは殆んどバスに乗る。
この地域のバス、とっても変わった運行ダイヤを組む。
どんなダイヤかというと、運行は普段15分〜20分間隔なのだが、2路線が
走っている。という事は、最大20分の間に2本運行。都合10分には一回は
バスが来る事となる。と普通考えるよね〜。
ところが、ところがである。そ〜じゃ無いんである。
どうかというと、連ねてくるんであるバスが。
2路線のバスが仲良く2台並んで来る。乗り過ごすとあと20分は待たねば、
ならない。これって絶対非効率だと思う。
こんな現象、UKIのところだけかと思っていたら同じ駅、同じバス運用会社
の他の路線でも同様らしい。誰か投書してよ!

と、こんな路線のバスでの出来事。
ある日、UKIはバスに乗りました。近くの席に幼稚園に上がるくらいの女の
子とそのお母さんが座ってました。聞くとも無くその親子の会話。
女の子「ママ、このボタン押すとバス止まるんだよね?」
母「ここ始発のバス停よ。押しちゃ駄目よ!」
女の子「どうして?」
母「押したら降りて下さいって運転手のおじさんに言われちゃうのよ。乗った
ばかりでしょ。降りたら歩いて帰らなきゃならないでしょ?」
女の子「ふ〜ん。でもママ降りても歩かなくても帰れるよ」
母「どうして?」
女の子「だってそこにタクシー乗り場があるよ」
母「でもタクシー乗らないのよ」
女の子「なんで?降りたらタクシー乗れるのに」
母「だから、そういう事じゃなくて・・・そのボタン押したら駄目よ」
女の子「どうして?これ押したらね・・」
母「絶対駄目!ママ今日はタクシー乗らないの!わかった」
女の子「るんるんるん、らららぁ〜」
女の子、既に母親の話聞いていない。母大変焦っている。

UKIは聞くとも無く聞いていました。そして思いました。
この女の子は、この歳で既に母の上手を行っている。
そういえば、多分幼い頃からこのような健全な環境に育ってしまい末恐ろしい
女性になってしまった女性をUKIは、身近にとても良く知っているのである。
末恐ろしい!!









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 心に沁みるお言葉
古来より、日本には言霊(コトダマ・コダマ)信仰というのがあります。
発した言葉自体が生命を持って何かを為すという考えです。
UKIの心に沁みたありがたいお言葉をお伝えします。