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NO.021 |
■ 海タナゴ
初めて釣った時は赤くない鯛だと思った。骨が多くあまり好きではない。 |
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NO.022 |
■ 黒鯛(くろだい)
常連の釣師のお言葉
「あそこの白灯の堤防にずらっと竿出している人が100人くらいいるでしょ、あの中で、かつて黒鯛を釣った
事がある人は10人はいないな。残りはその話を聞いてやってきた人達。あの中で毎週通って3年間黒鯛を
一匹も釣れてない人が9割、だいたいあの釣り人の数程黒鯛はいないよ。」
そういえば、完全装備の落とし込みをやっている人の隣で、初めて来た女子大風の女性のサビキに黒鯛が
かかったのを目撃した事がある。落とし込みの人の肩ががくっと落ちて足元の海を見つめていた。 |
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NO.023 |
■ めじな
結構いい型のめじながいる。UKIはまだ釣った事がない。
サビキで40cmのめじなを釣って以来、「さびきの女王」と自称しTV釣り番組でめじな特集をする度に
「ケッ・・五島列島まで出掛けて40cmにも満たないめじな?」「紀州の離れ磯まで行ってやっと1匹」と
とテレビに罵倒する女性を知っている。 |
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NO.024 |
■ 人だかり3段活用
夜、置き竿がいきなり大きく弧を描いてリールのドラグが唸りを上げるとする。
一斉に近くにいた釣り人が集まる。竿の持ち主は、竿を握り締め緊張している。
「クロか?」と周りのギャラリー。やり取りが始まり約10秒、100人くらいいたギャラリーが半分になる。
「ありゃ〜違うな」「行こう行こう・・」と一斉に散っていく。しかし、結構竿は引き摺りこまれそうである。
「鰓洗いに気をつけなよ」見ているギャラリーから声が掛かる。
「生き締めのナイフ持っているの?誰か持ってきてやれよ」
「鱸ですか?」「飛べばね、鱸だよ」
しかし、飛ばない。100人が50人となったギャラリーがまた半分になる。
「なんだ、鰡か?」「人騒がせだな」「早く上げちゃえよ」去っていくギャラリーからそんな声が掛かる。
あがって来たのは大きな鰡、60cmはある。釣り人は興奮している。後ろを振り向くとさっきまでいた
大勢のギャラリーは、すでに3人くらいしかいない。
「あれっ?」 |
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NO.025 |
■ 飛魚
数年前、ベイブリッジの下で釣りをしていた時の事、ここは水面から岸壁まであまり高さが無く、
大潮の時など大型の船が通過すると海水が岸まで上がって来る。
鯵釣りの親子のところに突然海面から何かが飛び出してきた。
ちいさな子が、「ママ、このおさかな羽があるよ」 横浜にも飛魚はやってくるのである。
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