NO,003

■ 兄弟竿

2004年3月 出船無、沖上がり無

この冬は、船のカワハギ釣りが横浜ではちょっとしたブームであった。
岸壁での釣人のゴミの放置や、そのマナーの悪さに日頃からこのままで良いのかと、
感じていた岸壁釣りを愛してやまない人達が集まって、自らゴミを拾いながら、釣人
にゴミの持ち帰りをアピールしていこうと年2回福浦でイベントを行っている。
このイベントで知り合った大黒・本牧・福浦と地続きとなる釣場で、日頃陸釣りをし
互いに釣りサイトを運営している人達が、互いの本道では無い沖釣りを一緒に行こう
という事で集まったのが「湾岸連合」(暴走族みたい?)である。
ちなみに、どんな釣り釣りサイトかというとグループサイトだけでも横浜の北から、
「岸壁湯沸かし隊」・「HB@S」・「福浦チヌ同好会」となる。

で、カワハギ釣りであるがこの冬は合同出船3回以上、個人となると3ケ月毎週末、
計12回なんて方もいる。本業以上ののめり込みである。ちなみにUKIは3回。
ところで、カワハギ釣りは奥が深いと言いますが、ホントに深いね。ボート釣りでの
カワハギはもう5年にもなるが、沖釣りはまったく違う。誘い方や竿の調子などその
方その方で自説バラバラである。UKIも何が違うのか日々悶々と悩んでいるのだが
大きな要因として間違いなく竿が違うというという事に気が付いた。

カワハギ釣りの場合、先調子の感度の良い竿というのが定説だが、その先調子
の具合が人によって微妙に異なる。UKIの場合は敏感な竿よりちょっと柔らかい竿
が合っていると最近になって気が付いた。ではどのくらい柔らかい竿かというとこれ
が市販品にはなかなか無い。どうしようと思っていたらここに救世主が登場である。
「岸壁湯沸し隊」のK爺さんである。

「湾岸連合」合同OFF会カワハギ釣り大会、略して「肝会」で釣り座で隣合わせ
となったK爺さんの釣り方と、UKIの釣り方が何となく似ていると感じていたのだが
そのK爺さんが、UKIの為にオリジナルの釣竿を作って頂ける事となったのである。
発端は、K爺さんが「岸壁湯沸し隊」のエコーさんに竿作るよと言った事から始まる。
だったらUKIの竿も作ってよ!とお願いしたらK爺さん「いいよ。隣で釣っていて
UKIさんの釣り方判ったから、どんな竿作ったらいいか判る」という事となった。
でエコーさんは、その出来上がった竿を参考に自作する事と相成ったのである。

銘々無量庵爆釣
UKIの竿先
エコーさんの竿
エコーさんの竿


銘は何にするとK爺さんから言われて「無量庵 爆釣」かなりギャグである。
エコーさんからは、「兄弟竿だね〜」これもかなりなギャグである。
ちなみにK爺さんの本職が、フライロッドビルダーと知ったのは竿完成後であった。
通常オーダーロッドの場合は数万円するそうである。今回は本職のフライロッドでは
無いので材料費のみしか受け取って頂けませんでした。K爺さん感謝!!!!!!!


本日の釣果 








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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。