大船団
仕掛け
ヤリイカ

NO,005

■ 海千山千倶楽部真鯛釣り

2004年5月1日出船5時半、沖上がり12時真鯛釣り

ゴールデンウィークである。
正月には初詣が欠かせないのと同様に、ゴールデンウィークには真鯛
釣りが欠かせない。1月〜3月までは結構仕事が忙しく、あまり釣り
には行けない。また寒いしね。

仕事もひと段落ちょっとのんびり出来るこの時期、遠出しても混む。
ならば暖かくなり釣りの服装も身軽となり、新緑を愛で鶯の音を聞き
ながらのあくせくしない釣り、これが真鯛釣りである。

今回は昨年と同様に「海千山千倶楽部」N氏と松輪からの出船となる。
また、仕立て3人の大名釣りでもある。という訳で5時半出船。
場所は松輪沖水深45m。前回のカワハギ釣りのさらに沖となる。
やはり皆さん、考えている事は同じのようで沖は大船団ざっと数えて
40隻程船がいる。乗っこみ真鯛の最盛期、いざ仕掛投入である。

今日は中潮、あまり潮が効いていない。波も無く穏やか。こんな日は
得てして釣れないものである。周りの船では、時折歓声が上がる。
が、当船魚信無し。船長も竿出すがこちらも魚信無し。行けば必ず釣
れる魚では無い。また、そこが真鯛釣りの面白さでもある。
コマセをパラパラと出し、この時期臆病になる真鯛を脅かさないよう
静かに優しく誘いを入れるのがコツらしいのだが、我が船誰も釣れて
いないのでどんな誘い方が良いのか判断に苦しむ。
我が「海千山千倶楽部」発足以来、思いっきり荒野を突っ走っている。

時は我が思いと関係無く、勝手に過ぎ昼を迎える。沖上がりである。
結局、今日は釣れないかもしれないと踏んだ船長がお土産に用意して
くれた生簀で泳ぐヤリイカ4杯を頂く。

このヤリイカ、自宅で捌いている時にも体表の色が変わり吸盤もまだ
吸いついてくる。もちろんその味は言う事無しである。

本日の釣果:
無し。








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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。