釣果

NO,004

湾口の甘鯛 2009 11月

11月21日午前8時出船・午後2時半沖あがり

今年も紅葉の綺麗な晩秋がやってきた。
一年ももうあとを残すは1ケ月余り、今年最後の船釣りはやはり湾口の甘鯛釣りである。

この釣り、段々と甘鯛が釣れなくなってきました。
魚が少なくなってきたのか、腕が悪くなったのか、なかなか難しい釣りとなりました。
その顔を拝めるかどうかといった釣りも、奥行きがありなかなか趣のある趣味である。
これはやせ我慢では無いよ。爆釣もけっして悪くないが、そうじゃない釣りもなかなか
であると思う。

で、今回もそのなかなかといった釣りになるのか、電車で久里浜を目指す。
午前5時22分に京急川崎駅を出発する各駅停車の電車に乗り、神奈川新町駅始発の
特急三崎口行きに乗る。
いつも不思議に思うんだけど、なんで神奈川新町始発なんでしょう?

久里浜に着いて、船の席を決める。
出船は午前8時なのでまだ1時間半以上も時間があるのだけど、船のミヨシとトモは、
すでに人が入っている。右弦真ん中を選ぶ。

快晴なるものの白波が立つ東京湾を進む。
浮世絵の「神奈川沖白波」の背景にそっくりな富士山と三浦半島の山影が見える。
向こうに見える他の釣り船が浮世絵のごとく、波に乗っている。
もっとも波は浮世絵ほど高くはないが、それでも船は20度くらい波に向かって角度を
つけて進んでいく。今日は風が強い。

久里浜沖、まずは流して仕掛けを入れる。
水深58mと浅い海である。
ミヨシに陣取った方がトラギスを釣る。これもなかなか上手い魚である。
こちらにも魚信、トラギスである。
今日の竿は新しい竿である。
オモリ30号〜80号、鯛竿より少し固め、これでライト鯵から真鯛釣りまでこなそう
と思って買った竿である。また、歴代の船竿で最も安い竿である。
で、次に掛かったのがヒラメの子供、掛かり具合が悪く死んでしまったのでリリースは
無し。後で焼いて食べたら美味しかったです。

ところで、なかなか本命は来ない。
トモの方で竿が大きく撓る。何が掛かったかと思ったら1mはある鮫、残念である。
また、トモの竿が撓る。さっきの鮫の掛かり方とは違った魚信、タモを持って待機して
いたら、私の置き竿が撓っている。
タモを他の方に渡して、リールをゆっくりと巻いていくと掛かっていたのは30センチ弱の
真鯛、一生懸命竿を振っていてもなかなか魚信が無いのに、置竿にして1分たらず
で真鯛が掛かるのは何だろうね?と思いたくなる。
ちなみにトモの方が釣り上げたのはこれまた大きなエイだった。

と、この後もぼちぼちとトラギスを釣り、午後2時半となって沖上がり。
今回も甘鯛は、竿に掛かりませんでした。
ちなみに、甘鯛は船中一匹、ちゃんと魚はいるんである。



本日の釣果:真鯛1匹 子ひらめ1匹 トラギス4匹













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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。