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NO,004
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■ 湾口の甘鯛 2009 11月
11月21日午前8時出船・午後2時半沖あがり
■ 今年も紅葉の綺麗な晩秋がやってきた。
一年ももうあとを残すは1ケ月余り、今年最後の船釣りはやはり湾口の甘鯛釣りである。
■ この釣り、段々と甘鯛が釣れなくなってきました。
魚が少なくなってきたのか、腕が悪くなったのか、なかなか難しい釣りとなりました。
その顔を拝めるかどうかといった釣りも、奥行きがありなかなか趣のある趣味である。
これはやせ我慢では無いよ。爆釣もけっして悪くないが、そうじゃない釣りもなかなか
であると思う。
■ で、今回もそのなかなかといった釣りになるのか、電車で久里浜を目指す。
午前5時22分に京急川崎駅を出発する各駅停車の電車に乗り、神奈川新町駅始発の
特急三崎口行きに乗る。
いつも不思議に思うんだけど、なんで神奈川新町始発なんでしょう?
■ 久里浜に着いて、船の席を決める。
出船は午前8時なのでまだ1時間半以上も時間があるのだけど、船のミヨシとトモは、
すでに人が入っている。右弦真ん中を選ぶ。
■ 快晴なるものの白波が立つ東京湾を進む。
浮世絵の「神奈川沖白波」の背景にそっくりな富士山と三浦半島の山影が見える。
向こうに見える他の釣り船が浮世絵のごとく、波に乗っている。
もっとも波は浮世絵ほど高くはないが、それでも船は20度くらい波に向かって角度を
つけて進んでいく。今日は風が強い。
■ 久里浜沖、まずは流して仕掛けを入れる。
水深58mと浅い海である。
ミヨシに陣取った方がトラギスを釣る。これもなかなか上手い魚である。
こちらにも魚信、トラギスである。
今日の竿は新しい竿である。
オモリ30号〜80号、鯛竿より少し固め、これでライト鯵から真鯛釣りまでこなそう
と思って買った竿である。また、歴代の船竿で最も安い竿である。
で、次に掛かったのがヒラメの子供、掛かり具合が悪く死んでしまったのでリリースは
無し。後で焼いて食べたら美味しかったです。
■ ところで、なかなか本命は来ない。
トモの方で竿が大きく撓る。何が掛かったかと思ったら1mはある鮫、残念である。
また、トモの竿が撓る。さっきの鮫の掛かり方とは違った魚信、タモを持って待機して
いたら、私の置き竿が撓っている。
タモを他の方に渡して、リールをゆっくりと巻いていくと掛かっていたのは30センチ弱の
真鯛、一生懸命竿を振っていてもなかなか魚信が無いのに、置竿にして1分たらず
で真鯛が掛かるのは何だろうね?と思いたくなる。
ちなみにトモの方が釣り上げたのはこれまた大きなエイだった。
■ と、この後もぼちぼちとトラギスを釣り、午後2時半となって沖上がり。
今回も甘鯛は、竿に掛かりませんでした。
ちなみに、甘鯛は船中一匹、ちゃんと魚はいるんである。
本日の釣果:真鯛1匹 子ひらめ1匹 トラギス4匹
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