アマダイ

NO,002

湾口のアマダイ2012 春


 3月8日午前8時出船 午後2時45沖あがり

3月8日は大潮である。

今シーズン最後のアマダイ釣りに出掛ける。場所はいつもの久里浜、ポツポツ雨が
降る中、こちらもいつもの京浜急行で向かう。
本日、平日という事もあり、また、まだまだ寒いこの時期、釣竿とクーラーボックスを
持って電車に乗っているいる人は殆ど見当たらない。久里浜駅からも船宿に向かう人は
いなく、今日は風もあるし、雨もポツポツと降っているし、ひょっとしたらお休みかと頭を
よぎる。が、ちゃんと船宿はやっていました。

船には一番乗り、右弦トモに陣取るものの、今日はアマダイ釣り二人しかいないで
左弦に入ってとの船長の声で、左舷の真ん中に入る。今日の風具合からこちらの方が、
風下になるとの事、早く来て一番乗りだったのでちょっと残念である。

で、今日は平日で人も少ないので、船長の了解を得て二本竿を出そうとリールを
セットするが、1台のリールの調子が悪い。クラッチを外しフリーにしても、糸が出て行か
ない。クラッチが外れないかというと、そうでも無い。クラッチがかかっている時よりは、
糸の出は軽いのだが、ドラグが効いているような感じである。
後日、フリーにした際に糸の出を調節するブレーキの締めすぎだという事が判明。壊れた
訳ではありませんでした。

以前出船間際に竿が折れて以来、こんな事もあろうかと若干感じの違う竿2本と、
リール2個のセットを用意して釣行に臨んでいる。ボートでのキス釣りや青物釣りの時
の竿とスピニングのセットも、カワハギ釣りやライト鯵用のい数種の竿と両軸リールの
セットも、アマダイや鯵ビシ、ワラサ用の何本かの竿と電動リールのセットも2本セット
で、バックアップを取っていて今回のような場合、大変助かるのだがいるのだが、あまり
釣客がいなく空いていて、竿2本出せるこんな大名釣りの時に限って、アクシデントが、
やってくる。

まあ、じっくりと魚と対峙しての釣りを楽しみましょう。

さて、沖に着きました。
場所は富岡沖、房総半島が目の前、変わった形の小島や岸壁があり、釣れそうな気配。
数回流すが魚信号無し、餌は取られている。魚はいるらしい。で、何回目かに魚信。
重い引きだが、この魚信はアマダイでは無い。上がってきたのはホウボウ、この魚春に
なるとアマダイ釣りで釣れてきます。食べてもなかなか美味しい魚である。

軽い魚信は続き、トラギスやカナガシラの子供が釣れてくるものの、なかなか本命は、
やってこない。今シーズンはアマダイ当たり年のようで、毎回アマダイが釣れている。
今日も必ず釣れるであろうと妙な確信を持って竿を持つと、いきなりゴンっと竿先が持って
行かれる。途中、何回か強い引きを感じながら上がってきたのは、40センチはあろうかと
いうアマダイ、結構良いサイズである。

その後、餌を取られ、フグに邪魔をされつつもトラギスやカナガシラはコンスタントに
釣れる。他の釣人は、皆海に捨ててカモメの餌にしているが、この外道はこれで天ぷら
やフライにしたらなかなか美味い。しっかりとクーラーボックスに入れるんである。

で、昼にはもう一匹アマダイを釣り上げ、まあ、満足だなぁ〜と思いつつももう一匹、
アマダイが釣れたらいいなと思っていたら、今度は、ひったくられるような竿先の引き、
合わせると、ゴンゴン引っ張られます。撒き上げている途中もグイグイ引っ張られる様
な強い引き、上がってきたのは48センチのアマダイ。
アマダイはよく二段引きというけれど、終始グイグイと引きっぱなし。アマダイのこの
サイズになると引きも違ってくるんでしょう。

アマダイの楽しい引きを堪能し、大きな美味しいアマダイをゲットし、帰りにはお土産
の芽カブも頂いて満足な一日でした。


本日の釣果:
アマダイ3匹、ホウボウ1匹、鯖2匹、フグ2匹(リリース)、トラギス13匹、カナガシラ3匹、







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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。