仕掛け
釣果
下ごしらえ

NO,007

湾口のアマダイ釣り2012秋


10月28日 午前7時40分出船 午後2時40分沖あがり

待ち望んだアマダイ釣りである。
今年は、夏から釣れ出していてアマダイは好調のようだったが、釣果速報を見ると、ここに
来てあまり釣れていないようである。
が、今年のアマダイ釣りのチャンスは今月を入れてあと2回、他の釣りにしようかどうか考え
ていたが、このチャンスを逃したくないとの思いで、一路久里浜に向かう。

天気予報は、沖あがりの時間あたりから雨との事。
もし釣りの最中に雨が降ってきたら?その時慌てないように早めにカッパを着る。夏の間だ
と暑くて仕方ないのだが、この時期の気温では丁度良い暖かさで心地良い。

これで準備万端、いざ出発である。
ちなみに今日の竿は、白い安い竿、買ったばかりの時に竿先を3センチ程折ってしまって、
竿先のガイドを付け直したのだが、このおかげで竿先の硬さが80号おもりとのバランスが
丁度良い感じになり軽くて使いやすい
竿に変身したという、怪我の功名のような竿である。
この竿でのアマダイの釣果は、すこぶる良い。
さて、今日はどうなるんでしょう?

船は、湾口を目指して一直線に進む。
いつもの金谷沖では無く、城ケ島の少し沖あたりの三浦半島寄りの水深が70m、まあまあ
の深さである。
釣り開始である。

最初に釣れたのはレンコ鯛の子供。
リリースしようと思ったのだが、急に浅いところに上がったせいか水圧の差に耐えられない
ようで、リリースしても海面に浮いているばかりである。
仕方なく、網でまた拾ってクーラーボックスに入れる。
これも美味しく頂く事とする。

しばらくレンコ鯛とひめばかりが釣れる。
今回は左舷トモに陣取れたのが、ミヨシ竿を出していた釣人にアマダイが釣れるのを見て、
がぜん気合が入る。

ポイントを変えると、今度は平鯵。
ガツンと竿を引き、わくわくさせる。食べても美味しい嬉しい魚である。
これが、飽きない程度にぼちぼちとかかってくる。
が、本命のアマダイはまだである。

今回は、いろいろな魚が釣れる。
平鯵・レンコ鯛・かながしら・トラギス・ひめ・オジサン。
多彩な魚が釣れるので面白い。小さな魚はフリッターにし、レモンを絞り冷えた日本酒や
ワインで食せば、なかなか美味しい。これが沢山釣れるのもアマダイ釣りの楽しさである。
よく海に棄てている人を見るが、つくづくもったいないなと思う。

さて、本命のアマダイだが、なかなか釣れません。
もっとも簡単に釣れたら面白くないんだけど・・・
で、いうものセオリー通り、着底したら50センチ程底を切って、糸ふけを取り、竿をゆっくり
上下に上げ下げして餌をアピールし、竿を上げた分だけ糸を撒き竿を下げ、ゆっくりと竿を
上げて誘う。
これを数回繰り返す。
アマダイが掛かると、グッググ・・と重くなり、竿を上げるとグンと撓る。
これがいつものパターンである。
さて、今日はどうか?

竿をゆっくり上下に上げ下げして餌をアピールし、竿を上げた分だけ糸を撒いて竿を下げ、
ゆっくりと竿を上げて誘う。
すると、いきなり竿先を持っていく魚信。その勢いは平鯵と良く似ている。
撒きあげていくと平鯵とは違って重量感のある引きや、いきなりググッと竿先を持っていく引き。
アマダイである。

誘って楽しく、魚信や引きも楽しく。食べて美味しく。という事無い魚。
今回も十分堪能させて頂きました。

本日の釣果:
アマダイ3匹 平鯵6匹 レンコ鯛5匹 かながしら2匹 トラギス11匹
ひめ6匹 オジサン5匹







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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。