ひらめ

NO,002

■ ひらめ釣り 2015年春


  4月11日(日曜日)午前4時半出船、午前11時沖上がり

恒例の春のひらめ釣りである。

今回も、前泊で大原の釣宿に向かう。
半年ぶりのせいか、道を間違えて大回りをして船宿に到着する。
今日の泊まりは一人だけ、悠々と船宿で寛いで明日のひらめ釣り
に備える。

さて翌日、昨日予め船にクーラーボックスを置いて席取りをする。
今回は右ミヨシから二番目、いつもは左側に席取りをするのだが、
今回は右、たまには違う釣座で楽しもうとの魂胆であるのだが、
もうひとつの思惑があっての事でもある。それは、昨日のひらめ
の釣果をブログで見ていたら、右ミヨシの方が竿頭だったからで
ある。
何だか今日も左側が良いような気がするんである。

今日は久しぶりの晴れの天気予報のせいか、満員の釣り客を乗せ、
船は、大原沖を目指す。
最初のポイントに到着、釣り開始である。

今日は、かなりのうねりがある。持ち竿で底を切り魚信を待つ。
暫しして仕掛けを上げて餌の鰯を見ると尻尾の辺りが噛まれている。
多分、小さなひらめであろう。
気合いを入れて、餌の鰯を替えて仕掛けを下ろす。
今度は、ガクガクとした魚信。竿先に集中して、竿先がグッと沈む
のを待つ。
が、竿先、沈みません。

と、隣のミヨシにいた釣客の竿が撓り、ひらめが上がる。どうやら、
UKIの仕掛けの餌を噛んだひらめが、ミヨシの釣客の仕掛けに、
食いついたようである。

その後、ひらめの魚信は遠退く。
そうこうしている間、ミヨシと右隣の釣人にひらめが続けて上がる。
どうやら、今日は、ジョーカーを引いてしまったようである。

それからは鰯の暴れる様子が竿先に伝わるばかり、ひょっとしたら、
今日はこのままひらめ0匹という事が有り得るかも・・・
まあ、ひらめ釣りは釣れないのは余り驚く事でも無いので、これが
当たり前と言っても良いのだが、今まではアベレージ2匹と、確実
に釣って来たので、ちょっとショックである。


無情にも時間は過ぎ何故かUKIの両隣の釣客には、次々とひらめ
が釣れている。
沖上がりまで、あと15分となる。
全くひらめが釣れていない釣客の為に、船長が昨日釣ったひらめを
一人2匹づつ配られる。隣のミヨシの方からも1匹ひらめを頂く。
ちなみにこの方、今日の竿頭である。
やはり、竿頭の場所は昨日と同じであるが、その隣のUKIはまる
でダメである。

まあ、結局3匹ひらめを頂き、普段のアベレージよりもよりも1匹
多いひらめの収穫となる。
もう沖上がりまで数分、これが最後なので、残った餌の鰯を生け簀
に戻し、頂いたひらめを締めていたら、いきなり、竿先が深く海面
に沈む。
竿を持ち、ゆっくり上げると、ソゲサイズのひらめが釣れている。

これで、いきなり、ひらめ4匹である。

今まで、5時間55分、持ち竿で誘って頑張ったのに釣れなかった
ひらめが、置竿3分で釣れてしまった。
釣ったんじゃありません。釣れたんです。
それも置竿に・・・
何だか、納得がいかないのだが、普段よりも沢山ひらめが手に入り
悲しんでよいやら、喜んでよいやら、とってもとっても複雑な気分
である。





本日の釣果:
ひらめ4匹

ちなみに内訳は、
釣れてのが1匹、頂いたのが3匹、
釣ったのは0匹、とほほ・・・








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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。