仕掛け
オニカサゴ

NO,001

湾口の甘鯛 2022 春

2022年 3月24日 午前7時半出船 午後2時半沖上がり

今年初めての甘鯛釣りである。
いつものように、京浜急行の電車に乗って京浜急行久里浜駅迄、
此処から数分歩くと釣船が出る久留里港が或る。港と言っても
川の護岸に船着き場が或るだけである。地名が久里浜なので、
此処の港が久里浜港と勘違いをしそうだが、久里浜港は、海に
面した大きな港で、フェリーも係留出来る港で別の場所となる。
初めて京浜急行の電車に乗って、釣りに来た時にその港の場所
が分からず、道行く人に訪ねたら、場所を教えて頂き歩いたの
だが、こんなに歩くのかと不安になり、地図を見て釣り船の港
では無く、海に面した別の港だと気が付いたのだが、あのまま
歩いて行ったら危うくフェリーに乗ってしまうところであった。

さて、それからは間違えずに久留里港に行くようになったが、
今日はその港に行く道に釣り人は誰ひとりとしていない。
本日は釣り船定休日ではない筈である。また、天候も穏やかで
風も大した事はないので、天候不順で出船中止でも無い。
幸いにも、釣り船の乗船受付は開いているので、中止では無い
ようである。さて、どうしたんだろうと、受付の方に伺うと、
ここのところ型の良い甘鯛が釣れていないので、皆さん、釣り
に来るのを控えているらしい。
と、言う事で、本日甘鯛釣りは7名である。

で、暫くすると少し重い魚信。上がってきたのは、まあまあ
のホウボウ。最近はこの魚、高級魚化していてお店で買うと、
結構なお値段である。白身の魚なので、鍋にでもしようかなと
考える。

さて、肝心の甘鯛であるがまだ釣れていない。
いつものポイントでは無いし、最近は型の良い甘鯛が釣れては
いないと釣宿の方も言っていたし、さて、今日はどうなるか?
少し不安になってきた。
またポイントを変えると、今度はトラギス。
このトラギスが釣れると、甘鯛の釣れる可能性が高くなる。
と、ミヨシの釣り人がまあまあの型の甘鯛を釣り上げる。
甘鯛居ました。
期待は高まるが、UKIの仕掛けには甘鯛の反応すら無い。


昼近くなり、あまり釣れなくなる。
潮止まりの時刻である。
とはいえ、仕掛けを海に入れて誘わなければ魚は釣れない。
と、魚信があり、リールを巻き上げると少し重い。でも甘鯛
の引きでは無い。
で、上がってきたのはまあまあの型のオニカサゴ。これは、
嬉しい外道の魚である。

さあ、あと2時間を切ったので気合を入れる。
甘鯛、釣れて欲しいなぁと竿を振っていたら、ミヨシの釣り人
が大きな甘鯛を釣り上げる。この方、常連さんのようで、先程
から小さな甘鯛を何匹か釣り上げていた方である。
大きな甘鯛だったが、50センチには少し足らなかったそう。
残念である。が、もっと残念なのはUKIであるが・・・
この方、置き竿にしていたら、この甘鯛が掛かったそうである。
人生には、得てしてこんな事がある。
沖上がりの時間が迫る中、この方、さらに良型の甘鯛を釣るが、
UKIの竿には、相変わらずに甘鯛の魚信は無い。
と、いう事で本日の甘鯛釣りは終了となる。
久しぶりに甘鯛の顔を見る事が無かった。湾口の甘鯛であった。

本日の釣果
オニカサゴ1匹・ホウボウ1匹・トラギス8匹・蓮子鯛5匹
キチジ3匹・ガンゾウビラメ1匹









前のお話へ 次のお話へ



海の写真クリックして地の巻メニューへ ● 沖釣り紀行
最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。