しらす漁
逗子名物デンギー
イナダ
収穫

NO,009

イナダの季節がやって来た


8月30日

先日伊豆の棚田に行った時、町のスーパーで地元のイナダを見かけた。
昨年の「海のボート釣り」を見ると9月上旬にイナダを釣っている。
我が家の冷凍庫もすこし余裕が出来てきた事でもあるし、9月は色々週末に行事が重なって
いるので、この機会を逃すとイナダの顔を拝めずに1年が終わる可能性がかなり高い。
で、ちょっとここのところお疲れではあるが、朝4時に起きて逗子を目指す。

普段は、思うところがあって極力高速道路を使用しないのであるが、逗子へと繋がる首都高速
横浜線は金額といい道の空き具合といいここだけは許せると思うのである。
今日も行きは、一般道を利用してと思ったが駐車場の空き具合を考え安全を取って高速道路を
使用する。現地到着は午前5時40分、あと2台で満車でした。

今日は、まず近場でキス釣りである。イソメで投げるが喰いが渋い。数回アタリがあるものの
今日のキスは口がきれいである。1時間粘るが釣果ゼロ。沖を目指す。いつものように漕ぐ事
20分、沖の根に到着。ここの釣りの良さにこの運動がある。15分以上連続して漕ぐ事で、
体脂肪が燃焼される。腹筋・背筋・上腕が鍛えられるだけでは無く、さらに最近では歩く事が
減ったせいか二日後あたりに腿が張って痛くなる。

ところで肝心の釣りであるが、サビキ仕掛けと一本針ビシ仕掛け二刀流である。サビキコマセ
で魚を寄せて一本針ビシ仕掛けひとヒロ先に付けたオキアミに大物をという魂胆である。

午前7時半、アンカーを下ろして仕掛け投入する。と早くもサビキに鯵が来る。昨年は良い型
の真鯵ばかりだったが、今年は体型の細い通称「アオ」と呼んでいるアオ室鯵である。
これもタタキにすればなかなか美味しい魚である。そんなアオ室鯵を5匹程釣った頃、突然、
一本針の竿が大きく撓る。やり取りする事1分、ここは水深18mと浅いので引きは凄いが、
すぐ魚が見えてくる。であがったのが今年初めてのイナダである。サイズは30センチを少し
超えたくらいのワカシとイナダの中間くらいだが、何と言っても鰤の子供である。刺身にして
も十分旨い。

今日は魚影が濃いのかコンスタントに魚が釣れる。で、また一本仕掛けに大きなアタリが来た。
ちなみにUKIは、竿が大きく撓るのを見たいが為に投げ竿4mで挑んでいる。友人からは、
船竿持っているんだからみっともないから止めなさいと言われるが大きなお世話である。
竿が水面に突き刺さるのを見たいのである。で上がってきたのは、赤い魚体の真鯛である。
先程のイナダもこの真鯛もいずれも針を飲み込んでいる。今日は喰いは良いらしい。

結局、昼コマセが切れると共に沖上がりとなる。今日も海は穏やかなせいか迎えの船も来る事
無く、午後の曳航も無く黙々と体を鍛えつつ陸を目指す事となった。


今日の釣果
真鯛1匹・イナダ3匹・平ソーダ鰹3匹・丸ソーダ鰹1匹・鯵19匹

今日の格言:
家族の反対があっても冷凍庫に僅かの空きがあれば信念は報われる。









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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。