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NO,018 |
■ 大豆づくり奮闘記
10月
著者:今関 知良
出版:東邦出版 株式会社
SHIMAさんから頂いた大豆を我がプランターで植えてみたが、土が悪かったのかまたは
プランターゆえの浅さからか豆が出来るまでは至らなかった。とある日、目についたのが、
この本である。著者は、50代で脱サラし就農研修を受けプロの農家になった方。
大豆栽培に成功するまでの過程を綴った本である。
最初から成功すればこんなものかと思ってしまうが、失敗の連続それもプロゆえ即生活に
関わってくる。真剣に考え思考錯誤しながら辿り着いたその過程は大変参考になる。
例えば、
● 枝豆で食べるなら豆蒔きは5月、大豆でなら7月。
● 双葉が出たら定植するが、その際は双葉は土の中に埋めてしまう。
● 畑の場合、間隔は60cm。
● 収穫後乾燥さやから出すのは大豆叩き、大変手間のかかる作業となるので気合が必要。
また、大豆加工品として
● 味噌の配合 大豆26・米26・塩10・水38=100
● 醤油の配合 大豆12・小豆3・小麦15・塩30・水40=100
など一般の料理本とは違ったレシピが載っていて試してみる価値はある。
ちなみに大豆はその生産効率からいうと米の5分の1であり、収穫は炎天下・出荷はひと粒
ひと粒を選別しなくてはならない。生産農家が少ないのは当たり前である。
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