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NO,003 |
■ エゾ鹿を食卓へ
1月
著者:大秦 紀之 本間 浩昭
出版:丸善プラネット 株式会社
獣害というのものがある。猪・猿・熊そしてエゾ鹿である。
自然獣保護は大切な事ではあるが、農家から見ると時として我慢ならない事もある。
また、狩猟文化が無く自然保護と猟銃管理の面倒くささからか、年々日本の狩猟
ハンター人口は減る傾向にある。そして、自然獣の適正管理は難しい局面を迎えて
いる。
そんな中で、海外の例を基にエゾ鹿を食肉として活用しようと説いたのが、本書で
ある。
イギリス・デンマーク・ドイツと狩猟文化が定着しているヨーロッパの鹿肉の活用
の事例が大変興味深い。フランス料理でもジビエの鹿肉料理は高いランクに位置し
ている。そしてフルボディーの赤ワインに最も良く合う食材でもある。
映画の子鹿のバンビを思い出すせいか、鹿肉を敬遠する方は多い。牧場の牛を見て
も美味そうと連想するUKIとしては、???と思ってしまう。
BSEで、牛肉が食べられないと大騒ぎするのであれば、鹿肉があるではないかと
思うのであるが、世の中なかなかそうはならないらしい。
ちなみにエゾ鹿も美味いが、本土の鹿も美味いですぞ。
特に鍋にするにはもってこいである。
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