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NO,015 |
■ 鮎の塩焼き
8月
美味しい天然の鮎を頂いた。
なので、シンプルに鮎の塩焼きである。
昔、伊豆の狩野川の鮎を食べた時、胡瓜のような香りと、旨味
のある内臓がとても美味しかったのを記憶していて、それ以来鮎を
食べると食べるとその時の事が思い出す。が、その後に食べた鮎
は、何故かその時のような香りと旨味のある内臓を持った鮎では
無かった。
どうやら、その後に食べた鮎は天然の鮎では無く、養殖鮎だった
ようである。最近では、内臓は美味しく無く、食べないで下さい
と説明書きがある鮎もあるそうである。内臓を食べない鮎なんて、
美味しさの半分も味わえない寂しい鮎である。
なので、天然の鮎を探していたのだが、なかなか巡り会えない。
が、今年、四万十川の天然鮎を頂く事が出来たので、内臓まで
も堪能しようと塩焼きにしてみた。
鮎の塩焼きは、直火の遠火が基本である。
が、過程でそんな事はなかなか出来ない。
が、ある工夫で直火の遠火を再現する事が出来たのである。
そんな直火の遠火の鮎の塩焼きを再現しようと思って、作って
みた。
☆ 素材:
鮎
塩
作り方:
@ 鮎に串を刺す
A 鮎に塩を振る
B 直火の遠火で焼く
鮎に串を刺す時に二本の串を交差させて刺すと、裏返しをする
際に簡単に裏返しが出来る。串一本だと鮎が回ってしまう。
鮎に塩を振る際には、尻尾に厚く塩を振り、化粧塩にすると尻尾
が焼け落ちない。
直火の遠火をグリルで再現する際は、写真のような台を置いて、
その上に鮎を載せ、グリルの網は外し下の段に置いて強火で焼く。
ちなみにこの鮎、流石に胡瓜の香りはしなかったが、内臓はほろ
苦く旨味のある内臓で、鮎の醍醐味を満喫する事が出来た。
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