あまご

NO,002

■ 茨城小麦蕎麦トラスト 蕎麦刈り 2008 10月

2008年10月25日

今年から「茨城小麦蕎麦トラスト」に参加する事となった。
場所は奥久慈、一日の寒暖の差が激しい気候なので蕎麦の名所である。
ここで、小麦と蕎麦を栽培する農家を応援しようという事で「茨城小麦蕎麦トラスト」に
参加しているんである。

小麦は収穫時期が梅雨の蒸し暑い時期に重なる事や、コストが合わない為、
最近では日本の農家の栽培量は減っている。また、自給率を上げるため今まで国から
援助金が出ていたのが、国費節約のあおりを受けてその援助金も無くなってしまった。
この影響でさらに小麦を栽培する農家が減ってしまった。
その裏で、全世界的な穀物の高騰や中国産食料の農薬汚染の問題が起こり、自給の
問題がクリーズアップされている。農政は、いつも後手後手にまわるきらいがある。
その意味でこの無農薬で育てる小麦は、価値のある国産穀物といえる。
また、奥久慈の蕎麦は隠れた名産である。
寒暖の激しい気候と久慈川の水が美味しい蕎麦を育ててくれる。
今日は、その蕎麦の収穫を見学に行くんである。

蕎麦畑 かけ干し

久慈川の流れに沿った畑は、最近耕作放棄が多いんだそうである。
そんな耕作放棄の畑に、蕎麦と小麦を育てる農家のKさんを応援しようと、今回のトラスト
は始まった。後継者のいない周りの農家からは、耕作できなくなった畑の面倒をもっとみて
欲しいとの声が多いそうである。でもそんなに多くの畑の管理は出来ないんだそうである。
誰も耕作してくれない畑が多くなってくるのは、何とももったいない話である。
が、これが都市周辺の農家の現状なんだろうね。

蕎麦を刈る真似事までをして竹に立てかける。
これを2週間ほど干して、コンバインで蕎麦の実を取り、製粉してもらう。
今日は収穫の真似事で手刈りをするが、後で機械で全て刈り取るんである。

昼食はここの名物の蕎麦、久慈川親水公園の脇にある蕎麦処で蕎麦を食する。
皆、蕎麦はここの名物と知っているのか店は満員盛況、蕎麦と饂飩はここで地元の農家の
主婦が手打ちで仕込むらしい。店の雰囲気も何だか良いね。
蕎麦の後は、これも近くの日帰り温泉へ。周辺には日帰り温泉が3ケ所もあるとの事。
どうも、UKIの頭の中には、川の上流=奥何とか=温泉=美味しい日本酒という図式がある。
今日は自動車での日帰りなので、日本酒は堪能出来ないが美味しい蕎麦と日本酒と温泉の
ある山里ってのは、秋から冬にかけて堪らない魅力に溢れているね。












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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!