漉器

NO,006

霞ヶ浦 小麦の製粉

2019年 6月29


さて、今日は小麦の製粉の日である。
製粉の作業は、結構大変なので、蕎麦打ちをするSさんご夫婦と、
Tさんの三人が助っ人に入り、UKIと農家のご主人との計5名で
行う。

本日は、いつもお世話になる農家の方の為、新兵器を持参する。
題して、「手動製品機」。
昨年、この五人で製粉作業を行ったのだが、時間を掛けた割には、
製粉にした量が僅か。一日やって1.8kg。去年は、大して小麦
が収穫出来なかったが、今年の収穫は約55kgある。このペース
で行くと、今年は延べ30日間、製粉で通わなければならない。
なので、もっと効率的に作業が出来ないかと、色々考えた末に辿り
着いたのがこの新兵器である。

製粉 ふるい

 世の中には、電動製粉機なるものや手動製品機なるものが
あるが、皆良い値段がする。ならば、手作りで安く出来ないかとネット
を調べると、色々と考えている人がいる。その方達が作った手作り
の手動製品機を参考にUKIも作ってみた。

まず、ベースとなる四角い配膳盆。
その上に直径30cm寿司桶と、粉を篩う笊が二個を置く。
篩の目は、上が20番目と下が65番目、目が詰まらないように、
水道の流しの蓋を置く。
そして、配膳盆に棒を置き、その上を転がすように、寿司桶と笊を
揺する。そして、20番目で漉せない荒い粉と20番目と65番目
の間の粉、そして、65番目で漉した粉の三種類に分ける。
一番荒い粉は、もう一度製粉機に掛けて再度同じ事を繰り返す。
二番目の粉ももう一度製粉機に掛けたら、別の60番目の笊で漉す。
この作業を繰り返す。

寿司桶と笊は、ゴムバンドで留めてズレないようにする。
が、ゴムバンドで留めるのが二か所なので、ズレてしまう。
また、65番目の笊が目詰まりしてしまう。目詰まりがしないよう
にと、流しの目詰まりを防止する金属の栓を笊に入れ、漉す作業を
したのだが、その栓が小さすぎるようである。また、その数も三つ
は必要のようである。更には、漉す効率を考えると、65番目では
無く、もう少し目の粗い漉し笊でも良いような気がする。
生憎、このメーカーの漉し笊の目は、一番細かい65番目のものの
次が60番目では無く、50番目となるので、次回は、上記も問題
を解消すべく改良を加えてみる事とする。

で、作業を終えてみた結果は前回の約1.8kgに対し、今回は
約5kg。約3倍の効率である。
この量だったら、7月下旬に行う案山子作りの際のピザパーティで
使用するピザ生地にも十分間に合う。
なので、次回のピザパーティが楽しみである。
















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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!