脱穀

NO,005

霞ヶ浦 小麦の脱穀

2019年 6月22


さて、今週は小麦の脱穀である。

小麦の脱穀は、専用のコンバインがあれば、刈り取りの際に
簡単に終わってしまうのですが、此処の農家は、小麦農家では無い。
あくまで趣味で小麦を栽培している農家である。それもUKIが、
小麦を栽培してとお願いしたのがきっかけで、栽培を始めたので、
行きがかり上、UKIは、そのお手伝いに行かなくてはならない。
そんな訳で、有り合わせの道具を使って脱穀を行う。

有り合わせといっても、ちゃんとした道具。
まず、脱穀をする機械。 
本来は、大豆の脱穀をする機械だが、これで、お米も小麦も小豆も
インゲンも小脱穀出来る優れ物、でも、人が束ねた小麦を持って、
脱穀をしなくてはならない。要は、エンジン付千歯こきである。
次に、籾殻を飛ばす電動の唐箕。
原理は、風を当てて軽い籾殻を飛ばすだけ。しかし、その風の当て
方や、UKIには何だか分からない、細かい調整を5つ以上はある
レバーを駆使して行うんだそうである。
そして、取り残した籾殻や小麦の髭を取る機械。
こちらは、唐箕と同じく風で軽い籾殻を飛ばし、さらにスリットの
ある丸い筒の中を転がして、小麦の髭を擦り取っていく。
この三つの機械を駆使して、農家のご主人と亀の二人で脱穀の作業
を行う。

ちなみに、コンバインはこの全ての作業と袋詰めを、一人の
運転手が操作するだけで、簡単に終えてしまう。が、その分お値段
も高くドイツの高級車が2台も買えてしまう。単なる趣味でそんなもの
を買ったら、とんでもない事になってしまう。

全景 出来上がり

 で、大人二人で、黙々と作業を行う。

で、午前10時から午後4時迄、お昼ご飯と昼寝の時間を含めて、
作業を終える事が出来た。

脱穀を終えた小麦は、全部で55kg。
昨年は、ビニールハウスで乾燥している時に集中豪雨に襲われて、
ビニールハウスが水浸しになり、かなりの数の小麦が濡れてダメに
なってしまった。が、今年は、すぐに脱穀出来るようにと、小麦の
栽培量を減らしたので、去年よりも脱穀後の収穫は多くなった。


そして、次回はさらに時間が掛かる製粉が待っている。
















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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!