小山羊

NO,004

霞ヶ浦 小麦刈り

2019年 6月16


今日は、小麦の収穫、いつもの霞ヶ浦の農家の方に伺う。
昨日の雨は、何処に行ってしまったかと思われるような見事な快晴
の日曜日、雨が、余分なチリを洗い流してくれたかのような澄んだ
空と雲。季節はすっかりと夏である。

さてその農家。いつもとは違う物が建っている。ぱっと見た感じ
は、キャンプ場に在るトイレみたいである。
何だろうと農家の奥さんに伺うと、山羊小屋との事。
以前から此処の御主人、山羊が飼いたい、飼いたいと盛んに言って
いましたが、とうとう本当に山羊を飼ってしまったようである。

でも、山羊は居ない。ついでに、此処の御主人も居ない。
どうしたのだろうと伺うと、一緒に草刈りに行ったのだそう。
では、その様子を見にと、農家の奥さんの自動車に乗り一緒にその
様子を伺いに行く。

小麦 小麦

 居ました。
御主人、田圃の畦の草刈りの真最中。

合鴨が居る田圃での作業である。

そして、山羊はというと、脇の草茫々の畑で、一心不乱に草を
食べている。メスのまだ一歳になっていない小山羊。
名前は「チコちゃん」、今風の憶え易い名前である。

 此処には、他にも別の動物のペットがいる。
まず鶏、名前は「やきとりちゃん」。
足が悪くて可哀そうだったので、精肉にならずに元気な合鴨も居る。
まるで、ブレーメンの音楽隊のようである。
あれは、山羊ではなく、ロバか・・・

さて、一旦家に戻り小麦刈りの準備をして、小麦畑に向かう。
もちろん、小山羊のチコちゃんも一緒である。

小麦刈り、まずは刈った小麦を干す、掛け台をパイプを組んで
作る。此処に、刈った小麦を立て掛けて干す。

次は、いよいよ小麦刈り。
刈り取り機で、刈って束ねた小麦を、その掛け台に立て掛けていく
のだが、刈り取り機が上手く小麦を紐で束ねてくれない。
二本に一本は、刈り取ったまま、束ねられずにその辺りに転がって
いる。それを人間がまとめ、紐で束ね、掛け台に人力で立て掛ける。
この作業を、農家の御主人と奥さんとUKIの三人でやるのだが、
なかなか捗らない。
一緒に来た小山羊のチコちゃんは、もっぱら、立て掛けた小麦の穂
を食べていて、全く役には立たない。

午後の時間をかなり過ぎ、帰る時間となった。
小麦は半分程しか刈り終えかなかった。今日のところは、これで、
終了である。
少し心残りではあったが、清々しい夏の畑作業であった。

















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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!