竜宝

NO,007

■ 葡萄の枝剪定

2022年 7月20


久々の果樹農家ボランティアである。
今回の作業は、伸びた枝の剪定。
初夏の頃、延ばした枝を丁度良い長さに切り、余分な葉も取り、
太陽の光が満遍なく当たるようにして、かつ、風通しも良くし、
病気が起こりにくくしたのだが、その後脇芽が出て大きく成長
し、剪定し忘れた枝がどんどんと伸びてしまっている。
これを再度剪定します。
今日は、気温が35度以上に上がる予想。いわゆる猛暑日。
こんな中、汗だくで作業をすると息が上がり、いのちの危険も
ありうるので本日は新兵器を持参してきた。

それは、ファン付きベスト。

本格的な業務用の袖もあるジャケット型の物が在庫切れだった
ので、レジャー用のファン付きベストを購入。ベストもファン
もお安いのだが、バッテリーが案外と高い。
で、業務用では無い、このレジャー用ファン付きベスト。
おもちゃかと思うきや、なかなか優れものである。
ただ、注意点がひとつ。
風を体に送って汗を蒸発させてくれるおかげで、涼しく感じる
このファン付きベスト。汗を蒸発させてくれるので汗をかいた
感覚が無いので、ともすると水分補給を忘れ勝ちとなる。
このファン付きベストの構造は、暑い外気をファンで体に送る
ので作業をしてかいた汗の量は、このファン付きベストを付け
ていない時と変わらない。ただ、風が汗を蒸発してくれるので、
いつもより汗をかいてはいないと勘違いしてしまいかねない。
なので、ついつい水分補給を怠り勝ちとなる傾向がある。
この点を気を付けないと、かえって熱中症に成り兼ねない。

剪定 ゴミ袋

 作業は、枝を落として、袋に詰めてゴミとして出す。
チョッパーで粉砕出来ればよいのだが、生木なのと蔓があるの
で、チョッパーに絡みついてしまうのだそう。
チョッパーで剪定した枝を処理出来るのであれば、枝を落とす
だけでよいのだが、それが出来ないので、落とした枝をゴミの
袋に入れる作業をしなくてはならない。それが厄介である。

シャインマスカット 藤稔り

さて、今年は、天候不順の中、葡萄の実の数は昨年よりも多い
よう。ただ、この天候不順が、葡萄の仕上がり具合にどう影響
するかは収穫時にならないと分からないのだそう。実が大きく
ても色の乗りが悪いと、商品としては出荷出来ない。
あと1ケ月で収獲である。






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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!