諸磯の海
諸磯の畑 全景
竹林
農機具小屋?
すいかの花
ピーマン
きゅうり
ザーサイ
元気なミニトマト
空芯菜 穴
空芯菜 樽

NO,006

■ 突撃 三崎の畑

今年の初め、いつも上州の畑でお世話になっている「K子さん」と「東洋さん」が三浦で新たに
畑を借りる事となったという話を耳にした。何やら知合いの知合いからの伝手で油壷の近くの
高台で耕しているらしい。
援農草刈隊を主催しているUKIとしては、これは一回乱入するしかないと思っていたが、なか
なか機会が無くて、梅雨時となってしまった。雑草がグングンと育つこの時期、援農草刈隊の
本領発揮とばかり6月中旬とうとう乱入したのであった。

K子さんの話によると、ちょっとした遊ばせている畑は、実は結構あるのではと思われるが、
普通の人(いわゆる農業従事者では無い趣味で野菜作りをしようと思っている人)に畑を貸し
たとしても途中で止めて荒らし放題にしてしまう人が結構いるらしい。それがトラブルの元に、
なってなかなか農業従事者以外の人、趣味で畑をやってみたいと思う人が野菜を育てようと
思っても手ごろな畑が見つからないらしい。
元来農地法で趣味だとしても個人で農作業は出来ないしくみとなってる現状では信頼関係と
運による事になる。
UKIも自宅の近くに目をつけている畑があるがなかなかその運に恵まれないのである。

さて、今回の援農草刈隊出動メンバーは私一人だけである。他のメンバーには声を掛けるのを
忘れてしまった。
という訳でK子さんをお迎えに伺い、諸磯には午前7時前に到着と相成った。

畑の入口近くの高台から臨む三崎の海。
相模湾に面した諸磯湾、通称名である油壷といったほうが関東の人にはわかりやすい。誰でも
一度は、遠足で行った事があるのでは?

畑の全景。
正確には手前の写真に写っていないところがあるので全景の一部である。この手前右には、
竹林が広がる。
次の写真がその竹林、斜面に沿って畑の下に続いている。
春にはタラの芽・ワラビ・筍、秋には柿、冬には橙が採れるらしい。素晴らしいの一言。

農機具置き場。
なんと自走式農機具置き場である。
普段はここに置いておくとの事、UKIの自動車より高級なのでは?

スイカの花。
ここは、大根とともにすいかの名産地。すくすくと育っています。夏が楽しみ。

ピーマン。
そろそろ小粒のピーマンが実を付け始めた。

 きゅうり。
ここの土質はきゅうりに合っているらしい。中にはへちまのようなきゅうりもある。

ザーサイの葉っぱ。
株の部分を冬収穫するザーサイはその葉っぱも美味しい。奇麗な模様のカメムシがその葉を
食べている。カメムシが畑全体に広がると困るのでザーサイは抜く事とする。その葉っぱをUKI
もおすそ分けに預かる。

ミニトマト。
UKIのプランターと比較してとても比較にならないぐらい立派である。ひとつの花房に16個も実
が付いている。やはり畑の土は偉大である。

中華野菜で最近人気の空心菜を育てる為の穴。
穴で野菜を育てると思ったら大間違いである。準備その1として穴を掘る。
その2として次にその穴に樽を入れる。(次の写真) その3はこの次、後日行うので今日はこれ
まで。さて、では空心菜はどう育てるか?空心菜は水棲植物なのでした。どちらかというと暖かい
風土に育つ植物、東南アジアでは、池に生えた空心菜をとても安い値段で売っているらしい。
安いという事は手間が係らずに、勝手に沢山育つという事である。しょっちゅう来れないちょっと
遠い畑での作物としては最適である。てな訳で、この梅雨の雨で樽の中を池替わりとして育てる
算段である。

ところで、援農草刈隊はその名のとおり草を刈り、お手伝いをする事に意義があるのだが、ここは
ついこの間まで農家の畑として使用されていたので除草剤の影響か全然雑草が出ていないので
ある。本来の援農草刈隊の仕事が出来なくて残念だがたまにはいいか。こんな楽な農作業も・・・。




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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!