畑全景A
畑全景B
カボチャ
柿
橙
朝食
本日の収穫

NO,008

■ 三崎の畑突入 秋の巻

やっと休みが取れるようになったという事で、久し振りに三崎の畑に行ってきました。
今回参加者は、援農草刈隊メンバーBON先生と一緒である。
BON先生をお迎えに行くと、昨日3時(正確にには先程)まで飲んでいたそうである。何でも
仕事で連休明けにロンドンに出張に行く為の打ち合わせで朝まで飲んでいたのだという。
普通は助手席に陣取るのだが、今日はおもむろに後ろの席のドアを開けフルフラットのベット
状態にしたワンボックスの我が愛車に倒れ込む。
今日はBON先生使いものにならないようである。
三崎の畑のオーナーK子さん宅まで行き、そこでオーナー所有の畑専用車に乗換えて
出発である。今回は、K子さんの愛犬「まりちゃん」も参加である。畑で遊ばせる事で犬の散歩
代りとなる為、時間の有効活用が出来るそうである。移動時間も有効活用しようという事で、
諸磯まで、高速道路を制限速度ギリギリで突っ走る事約40分、三崎の畑に到着である。
さて、畑であるが約半年ぶりである。畑の状況は、


● 春に竹薮を開墾した場所には、茗荷・自然薯・ニガウリが物凄い勢いで育っている。
● その手前は、葱・人参・ピーマン・ニラ・カボチャがそろそろ収穫を迎える。
● さらにその手前は、これまた物凄い勢いのアスパラが育っている。
● その周辺には、様々なハーブが植わっている。

以前来た時に設置した木の樽には、本来なら空芯菜が育っているはずなのだが水しかない。
空芯菜は、育たなかったそうです。
今日の援農草刈隊のお仕事は、


@ まず久し振りに来た畑をしばし眺め、じっくりと感慨にふける。
A 今日の段取りの打ち合わせを休憩しながら確認する。
B 再度畑をしばし眺め、早朝の畑は気分がいいなあとさらに感慨にふける。
C 今日はどこの草刈ったろかと物色する。
D 今日収穫予定のニガウリ・ピーマン・ニラ・アスパラを収穫する。
E その他K子さんの指示に従う。


となっている。
最近、援農草刈隊のメンバーに共通した傾向を発見したらしいK子さんは今日の日課を小出し
にする。最初に予定を全部言うとその内容の多さにだらけて、やたらに休憩を取りたがるか、
または、自分の好きな事を最優先させて勝手に作業を始め没頭してその事だけしかやらないと
いった大変わかりやすいその傾向がわかってきたようである。
で、今日は使いものになりそうに無いBON先生が、ニガウリ・ピーマン・ニラ・アスパラの収穫
UKIは畑周辺の草刈りとなった。
さて、草刈りであるが今回も内炎式発動機付き草刈り機の登場である。この機械いつもは
人気が高く、順番が廻ってこないのだが、今回小人数なのでいつもの草刈り鎌からこの機械に
乗り換え作業開始である。
UKIはこの日の為に公園で雑草刈りの作業をしている人をよ〜く観察しているのである。先日は
仕事でお台場に行った時雑草刈りをしている人の様子をじっと観察する事30分、おかげで次の
打ち合わせに遅刻したくらいである機械のスターターの紐を引っ張りエンジンを始動させ草刈りを
始める。右から左に刈る事・斜面は下からがこの機械操作の肝である。
草刈り鎌の5倍以上のスピードで気持ちいいように雑草が刈られていく。これは、嵌ります。
いつもこの機械で草刈りをしている人は延々とやっているのを不思議に見ていたが、その気持ちは
よ〜くわかります。
大体刈り終えてももっと刈りたいという衝動が湧いてきます。ちょっと違うがジェイソンの気持ちが、
これもよ〜くわかります。産業革命以降急激な生産性の向上はその機械の優秀さだけでは無く、
人間の潜在意識も大きく関わっているのである。だから人間は次なる衝動を満足させる為に宇宙
へと目を向けるのである。なんて事を体をもって悟ってしまったのだった。
(冷静に考えると、我ながら草刈り機程度でどんな発想をするんだと自分で突っ込みたくなる)
まあ、兎も角ひと段落して休憩と朝食を頂く。汗をかいた後の畑の朝食はしみじみといいもの
である。復活したBON先生もいつもの調子に戻った。行きの車中ロンドンの話で返事をしたくても
気持ち悪くて返事の出来ない自分にとて〜も悔しかったらしい。

帰りに三浦・小坪の魚屋を覗く。
三浦では、めずらしいのでマグロの糟付けと味噌付けを買う。また小坪では本マグロの生の中トロ
が冷凍ものの半分以下の値段で売っているのを発見して、購入。ついでに茹でたての蛸も買う。

今日の収穫:
ニガウリ・ピーマン・ニラ・アスパラ・カボチャ・本マグロ・蛸・烏賊





前のお話へ 次のお話へ


大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!