海
棚田を望む
棚田の石垣1
棚田の石垣2
森

NO,003

■ 夏の棚田2004

2004年 8月 7日

久しぶりに伊豆の棚田に出掛ける。
棚田通信のサイトでは、今の棚田というタイトルで稲の育成状況を見る事は、
出来るが、やっぱり気になるという事で直接見に行こうと相成ったのである。
というよりも実は、いつもこの時、期海で泳いで潜って釣りをして美味しい
魚を、食べに行くというのが本当の理由でもある。

 たまには早朝出掛けようという事で午前5時半出発、平日とはいえかなり
車は走っている。まだお盆の帰省ラッシュ前なのでトラックが多い。
それでも渋滞無く沼津インターを出る。が、ここで渋滞。
時計を見ると午前7時半、早くも通勤ラッシュに遭遇したようである。
よく大都市では通勤時間が長いと言われるが、地方都市でも車の渋滞で通勤
時間はけっこう掛かるのではないかと思う。また、車社会なのであまり歩く
事が無く、運動不足とも聞く。どこに行ってもその場所・その場所の苦労は
あるんである。

ところで、このところ雨は降らずにいたのだが伊豆半島を南下するに従い
雲行きが怪しくなる。土肥では小雨が降ってきた。
現地に着くと晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、昨晩から雨が降り始めた
そうである。日頃の行いが宜しく無いのでしょうか?

ともあれ、せっかく来たのだからと浜辺に海道具を並べ、俄かリゾート
気分を盛り上げる。この日の為に毎日毎日働いているのである。
雨が少ないせいか、いつもにも増して海は澄んでいる。日差しも淡く、泳い
で涼しくなったら港近くの露天風呂に入る。潮を流してさっぱりとしたら、
昼寝である。また、海に入り、露天風呂に入る。この繰り返しで一日は終了
する。親爺臭いと言われてもどうせ親爺だから気にしないのである。

防波堤の釣り 港の船

ところで肝心の棚田だが、翌日朝食後様子を見に行く。
棚田の上の集会場を兼ねた建物に着くと棚田保存会会長に逢う。この方いつ
来ても棚田で出遭う事が多い。少しでも時間があれば棚田の様子を見に来て
いるのであろう。いつも頭が下がる思いである。
今年は雨が少なく稲枯れを心配されていたそうだがこの雨で何とかなりそう
だとの事、昨年は長雨で病気が発生したが今年は順調だそうである。
あとは台風が直撃しなければ、今年は大豊作間違い無しである。
それは、嬉しい事である。が、稲刈りが大変だろうなぁとも考える。

小屋 水車小屋

9月になったら、畦の草刈りが大変との事。手伝いに来ますよと答える。
都会の人は草刈りなんて嫌がると会長思っていたらしい。それが心にあって、
広報していないとおっしゃる。我が「援農草刈隊」メンバーは草刈り機持た
せたら陽が沈むまで自分の世界に入って草を刈っている。結構これが、嵌る
のである。最近では自動車メーカーのコマーシャルでも、格好良く農機具を
操る映像を流す時代である。今年は初夏から夏にかけ美味しい魚が沢山定置
網にも入っているそうである。美味しい魚料理で誘えば、人は沢山集まるで
しょう。どんどんPRして、沢山の人数で一緒に畦の草刈りをしましょうと
棚田の会長を煽る。会長、沢山の草刈り機用意しておくとの事、今年の秋は
稲刈り前にもう一回楽しめそうである。

棚田と山 棚田

棚田のオーナーもまたオーナーでは無い方も、ぜひ9月の草刈りと10月
の稲刈りには友人・知人を誘って来て下さい。ホントに草刈り機は嵌ります。










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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。