アイガモトレードマーク
ススキ
道具
小田かき
彼岸花
蛇型案山子
正調案山子
記念写真
稲穂

NO,004

■ アイガモ米 稲刈り2004

2004年 9月 18日

今年は仕事の関係で、「アイガモ無農薬米」の田植えは行ったものの
アイガモ放鳥・案山子作りには参加出来ず、とうとう稲刈りとなってしまった。
という訳で、まだ夏の余韻を十分に残しつつある殆んど真夏とも言える9月
18日茨城の地へと向かう事となった。本日は同じ横浜に住んでいるOさん
と一緒に行こうと思ったのだが、Oさん足の調子が悪くて不参加、車中1名
で常磐自動車道路を突き進む。

秋の連休初日という事も有り大変渋滞しています。
なんとか切り抜けたもの田圃に行くのは、久しぶり。なので、道に迷い周辺
をグルグルと廻る事小1時間辿りついたのは、定刻より1時間半遅れの11時
となってしまった。

既に皆さんは、稲刈りの真っ最中。遅れた事をお詫びして参加する。
今年は、気温も高く雨も程々だったので稲の生育は大変良いようです。
片手では掴みきれないくらいに株分けして成長した稲穂を刈って行く。
小田掛けという、この地域独特の呼び名の竹を使った柵に刈り取った稲穂を
掛けて天日乾燥する。その期間は約2週間。台風や雨が降らなければ良い米
を頂ける事となる。ちなみに今回は、天日乾燥は全体の約半分、それ以外は
コンバインで刈取り電気乾燥となる模様である。
ここのお米は無農薬、昨年は不作の年だったので稲穂を刈り取りながらも、
今年は昨年より美味しい米が食べられる、その思いで楽しさが増す。

これから稲刈り バッタ??

久しぶりにお逢いする皆さんと、会話しながらの稲刈りは大変楽しい。
伺うところによると、案山子の効果は絶大だったらしい。
特に、自転車のタイヤを切って作った案山子の効果が、目覚ましく良かった
との事、風に揺れて、鎌首を持ち上げた蛇に見えるんだそうである。
キラキラ光るテープや目玉の鳥避けなど問題外だそうである。

稲を刈る もう少しだぁ〜

昼御飯後、腹こなしの休憩の間簡単なお米豆知識の学習となる。
田圃の持ち主の方のレクチャーが大変面白かった。
・稲穂1本に結実しているお米の数が平均100粒
・株分けした稲穂1束が約20本の稲穂から成りそのお米の数が2000粒
・御飯茶碗一杯のお米の数が約2000粒 つまり御飯1杯が稲穂1束
・お米の値段から割り出すと稲穂1本が約1円にあたる
という事は、刈り忘れた稲穂や束ねる時に外れた稲穂など田圃中に1円玉が
落ちている事と同じ事になる。午後になったらみんな真剣に落ちている稲穂
を探していました。
また、今年はくず米を蒔いたところにアイガモを放鳥した為、1ケ月くらい
餌をあげても知らん顔だったらしい。が、狭い餌入れを争って食べるのでは
無く、万遍無く拡がったくず米を皆が平等に食べた事でみな均等の大きさに
育ち、1匹も死ぬ事がなかったらしい。また、餌をやる手間も減って怪我の
功名?となったそうである。

稲刈りの記念 田圃

今回の参加は、約20名最後に刈り取った稲穂の前で記念撮影。
かなり暑かった作業だが、その夜、ぐっすりと眠る事が出来ました。
蛇足だが、翌日左手が痛くなる。
前回は右手。前回は稲穂を縛るのに紐を使っていたのでそのおかげで右手が
痛くなった。今回は、縛るのは藁なので寄って縛るので楽であった。
その代わり、成長の良い太い株を刈取る際、力を入れていたのが原因らしい。
握力の無さを痛感する。その他の体の筋肉は、明日以降痛くなる気がする。

白米・緑米・黒米・赤米 緑米











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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。