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NO,002 |
■ 棚田の稲刈り 2024
10月 6日
今年の稲刈りは、稲刈りの前日の土曜日に沖釣りに行った
ので、日曜日の第一便のバスに乗って棚田に向かった。
この第一便のバスは、棚田の上迄は行かない。なので、海岸の
集落から急な坂道を約40分程掛けて上がらなくてはならない。
で、いつもは帰りに立ち寄る、昔十何年もお世話になった
今は廃業された民宿に朝からご挨拶に立ち寄る。ここ何年間は、
挨拶に伺ってもご不在だったり、棚田の上のバス停で降りたり、
帰りに海辺の集落に下りずに、山あいの道を歩いたりしたので、
すっかりご無沙汰をしてしまっていた。しかし、民宿のご夫婦
はかなりのご高齢で、耳が遠くなってはいるもののお元気で、
数年振りに会えたにも係わらずUKIの顔を覚えていてくれた。
綺麗な空気と温泉に入り、美味しい魚と棚田の米を食べて
いるからなのであろう。更には、ゆったりと過ごしてストレス
の無い暮らしが、健康の秘訣のようらしい。で、いつもの横浜
土産を渡すと、いつものお返しがあるから帰りにまた立ち寄り
なさいと言われ、稲刈りが終わったら、また、伺う事とする。
さて、棚田に向う坂道を上がる。
昨日と夜半の雨の為道路は滑りやすくなっている。また、雨の
湿気とこの時期には珍しく夏日の気温の為に汗が滲み出てくる。
今日の稲刈りは大変かも知れない。
で、汗だくで、棚田の受付を終えて、UKIの持ち分の田圃
に向う。今年の稲は気温の高さの為か生育が良い。稲はたわわ
に茎の分けつも凄まじい。田植えの際に苗は3本植えるを心掛
けていた筈なのだが、手で握れない程の太さに分けつした稲が
あちこちにある。沢山お米を収穫するには、苗を5〜6本植え、
沢山分けつさせた方が良いのだが、稲刈りの手間を考えると、
分けつは少ない方が楽である。また、密集させた稲のお米は、
食味が落ちるとも云われている。
この季節外れの暑さと太い稲のおかげで全身汗だくになり、
稲刈りを終える。まるで、酷暑の頃の農作業のようである。
後で田足袋を脱いだら靴下がびっしょり。絞るとコップ一杯分
程の汗が出てくる。今迄、田足袋を履いていて、こんな事には
なった事が無く初めての体験である。
とはいえ稲刈りを終えると、雨上がりの青空に山吹色のたわわ
に実った稲の稲架掛けの列が何列も並び、赤とんぼが飛び、緑
のバッタと蛙が顔を出して、沢蟹が刈られた稲の間から逃げ、
駿河湾を挟んで遠くには清水や静岡の街が見渡せる。
そんな景色が疲れた身体を癒してくれる。
麓の集落に下り、お土産のお返しを頂き、松崎の街に戻る
のだが、バスは1時間以上来ない。このまま海岸沿いを歩いて
も対して時間は変わらない。ここ数年、海岸沿いの道では無く
棚田の上の山の道を歩いて松崎に戻っていたのだが、海岸沿い
の道と歩く時間はさして変わらず、また、今日は天気が良く海
の景色も素晴らしいので海岸沿いを歩いてもみる。
厚さは堪えるものの、綺麗な景色に疲れも飛ぶUKIであった。
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