鶏糞蒔き

NO,016

■ 今年最後の浦和の畑

 2007年12月 8日

今年最後である。
今回は前回運搬した鶏糞を畑に蒔いて、来年に備える魂胆である。
初年度、どのくらい土に栄養があるのかわからなかったが、この一年でかなり栄養が無い事
がわかってきた。
作物でまあまあの出来が、トマトとピーマン、人参
あまり出来が良くなかったが、味はしっかりしていたのが、じゃがいもと里芋
もっと肥料をあげたら出来が良くなるだろうなぁと思えたのが、大根、枝豆、とうもろこし
これは難しいかなぁと思ったのは、白菜、キャベツなどの葉物

土にもっと栄養を与えようという事で、タダで分けて頂いた鶏糞を主体に石灰や米ヌカなど
あまりお金が掛からない肥料を中心にあげていこうと思っている。
何故ならまだ参加者が少なく、維持経費で持ち出しが多い。極力持ち出しを少なくしてかつ、
そこそこの収穫をあげていきたいという苦しい選択となっている。
どうしようといろいろ悩み、試行錯誤するのも良い経験だし、考える時間を沢山費やさなければ
ならないのでこれはこれで楽しいのである。

白菜苗 休憩場所
白菜 収穫

さて今回の参加者は、援農草刈隊のオリジナルメンバーである「体育会系サラリーマン氏」
とこちらもオリジナルメンバーながら、久しぶりの参加「BON先生」、さらに我がサイト
をご覧になって参加してみようという気になった「Y女史」の計4名である。
ちなみにY女史、先月の続いて今月も連続参加である。足元は長靴だが、いつか地下足袋の姿で
現れたら、もうすっかりとこの世界に嵌ってしまった証であろう。
次は鶏糞蒔き。
畝の間に一畝鶏糞の袋一袋、約25kgくらいを蒔く。畝の数が23あるので運搬してきた
鶏糞はほぼ半分を使用した計算となる。
出来れば、一緒に石灰を蒔いておきたいところだが、近くの農協で買おうと思ったら本日は日曜日
で農協もお休みでした。残念。
鶏糞を蒔いたらその後、管理機で土をならして鶏糞を馴染ませる。
管理機は、皆で順番に操作する。もちろん皆操作すると嵌ってしまって、誰かが替わろうかという
までは、決して手放しません。大体畑に夢中になる人の思考形態は似たようなものである。

という訳で、鶏糞を蒔き終わり、小さい大根を具として熱々の味噌汁をすする。寒風の中で
頂く熱い味噌汁くらい美味いものは無い!!

さて、「浦和の畑」今回の作業である。
本日は参加者4名、ついこの間、収穫したばかりなので本日の収穫は少しである。
■ 鶏糞蒔きと畝作り
鶏糞は人海戦術、畝は管理機で・・・
■ 白菜定植
我が家のプランターで種から育てた白菜、根付くでしょうか?
■ 人参と大根の収穫
良い感じで人参が出来ている。大根も小さいが出来は良い。
■ 農家に預けてあるやつがしらと里芋を持ち帰る
これはこれでなかなか美味しい。特にBON先生はまだやつがしらを食べていない。

さてさて、来年が楽しみである。
参加者が以外と少ないので、来年は土地の半分は、管理頂いているTさんの本業である花き
栽培(具体的には桜)を植えて育てる事として、残り300坪を畑として作物を育てようと
いう事に致しました。ついては、来年は年間トラスト会員を20組までとします。募集締め
切りは年内中、1月に年会費をお振込み頂く予定となります。
いわゆるシェアファームというのは、最近注目されている手軽な菜園作りの方法だそうです。
みんなで一緒に作物を育てる。毎回来られなくとも参加出来る人が世話をする。誰か詳しい
方から教わって一緒に作物を育てるという手法です。
そういう意味では、「浦和の畑トラスト」はまさにシェアファームの市民農園です。
ご興味ある方はぜひご参加下さい。

収穫
畑: 人参・大根


一緒に畑を耕しませんか?トラスト会員募集中です。詳しくはこちらを!




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地の巻 浦和の畑
上州の畑がなくなり、もっと近くで野菜を作りたいと思っていたら、
ひょんな事から浦和で野菜作りをする事に。