NO.010

■ 泥縄


最近あまり畑に来ない援農草刈隊隊員「サラリーマン氏」はどうやら仕事にはまっているらしい。
数年前神田から田町に引っ越したよく漢方の会社に間違えられるという噂の名前の某大手広告
代理店に勤務してる。


そういえば、サラリーマン氏とライバルにある某大手広告代理店も引っ越すらしい。
日本で初めて鉄道が敷かれた場所に大きなビルを建てている。この会社もよく引っ越すので有名。
銀座から築地、築地から入船、入船から汐留と移転を繰り返すのである。入船は、正式には本社では
無く特定の部署が引っ越したのであるが、一部では知られた話ではあるがよくおばけが出る事で有名
であった。
また、ここのオフィスにいる事はなぜか恥ずかしいらしくて、「あの入船」ですか聞くととても嫌そうな
返事が帰ってきたりもする。そういえば「築地」も「本社」と呼びけっして「築地」とは言わない。
あー今は無き入船、そこで生まれたのがこの川柳。


「築地ですかと聞かれ入船と答える恥ずかしさ」(字余り)

それに触発されたかサラリーマン氏が超多忙な仕事の合間に浮かんだのが、以下の短歌である。

「アイエスオ 審査反省 半日で 気分も失せる 自分が怖い」

サラリーマン氏のデスクは役員室の隣にあるが、窓に近いらしい。また最近は、珍しく仕事が、
忙しいらしい。どのくらい忙しいかというと奥さんと始めた市民農園もなかなか手が回らずに、役所
から注意を受けたくらいの忙しさである。本人曰く「泥縄」に巻かれている状態らしい





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 心に沁みるお言葉
古来より、日本には言霊(コトダマ・コダマ)信仰というのがあります。
発した言葉自体が生命を持って何かを為すという考えです。
UKIの心に沁みたありがたいお言葉をお伝えします。