近目金時
平塚港出港
マイタックル
平塚沖
大磯沖

NO,002

■ 鯵・イサキで近目金時?

2002年4月13日 相模湾

今回の遊漁船での沖釣りは半年ぶり。どうせなら仕立てで釣りをしたいと日頃思っているもの
のメンバーがなかなか都合がつかず、都合がついてもあの釣りは嫌だとか勝手な事ばかりで
そうこうしている内に忙しくなり、春を迎えて心がむずむずとしてきた矢先だった。
きっかけは、先日飲み屋で知人から紹介されたKさん。釣りの話で盛り上がり、Kさんの勤める
会社の釣り愛好会の釣行に誘われ、ずうずうしく飛び入り参加となった次第である。

午前6時平塚港「庄三郎丸」待ち合わせ。船宿に着いて仕立ての確認をする。なにせ一回しか
会った事が無い方との待ち合わせだし、その時は互いに背広である。
朝の慌ただしさの中で探す事は困難である。だが、その釣りの会の名前でも幹事の方の名前
でも予約は入っていない。よく見たらその船宿は「庄三郎丸」では無く「庄治郎丸」。「庄三郎丸」
はそのお隣でした。

無事釣りの会の方とも合流し、いざ相模湾に臨む。今回は、鯵・イサキ釣り。全員電動リールは
使わないをモットーにしているので、船長は気を利かせて浅場釣りとなる。
仕掛けは、天秤コマセ籠60号・白と緑のウイリーに餌つけ用針、オキアミは付けても良し付けな
くても良し。

最初は、平塚河口沖での釣り。水深40m、底から10mくらいを誘う。投入二回目アタリがあった。
25センチの縞鯛である。昨年秋からずっと縞鯛ばっかりである。贅沢だがすこし飽きる。
次は、竿をしならせて上がってきたのは35センチのウマズラ。右舷トモに今回の本命、真鯵が掛
かる。「水深は?」「25浅いよ」アタリの棚が船全体に伝言される。仕立てならではの良さである。
私にもアタリがあり、室鯵・鯖・真鯵が釣れるが方が小さい。

移動して二宮沖の漁礁周り、水深50m・棚は35m。ここの鯵は30センチと方が良い。
しかしバラシも多い。しばらくすると時合の為かアタリが遠のく。

次は小田原酒匂川河口水深70m。岸からすぐ目の前泳いでも行ける距離だが、結構深い。ここも
中層で真鯵が釣れる。暫くするとオオトモで釣っていたKさんの竿が大きくしなった。明らかに鯵の
引きでは無い。上がって来たのは赤い魚、近目金時である。金目鯛にも似た魚体、30センチはある。

操舵室から顔を出した船長が「実は今日それ狙ってたんだよ」ここのところよく釣れるらしい。
白身で美味しい魚である。Kさん、船長の指示棚を忠実に守って底で釣っていたらしい。ここで、
船中全員釣りモード変更、仕掛けを底に落とす。私の竿にもアタリが来た。底で一回振って二巻き、
誘って10m上げたらまた落として誘う。それを二回繰り返すと必ずアタリがある。コツっときたアタリ
で竿をゆっくり上げて合わせるとズズズ〜としなる。強い引きを堪能しながら釣り上げる。必ずアタリ
があり、重量感のある引きを感じながらリールを巻くのは飽きないが日頃の運動不足の体力からは
かなりシンドイ。

その後、大磯沖などに移動して沖上がりが午後1時半、大満足の釣りだった。ちなみに同日筍掘り
に行った友人を携帯電話で呼び出し、近目金時4匹・鯵3匹と大きな筍2本を交換、
これも大満足である。

本日の釣果:
近目金時 12匹 肝と一緒に煮付け・昆布締め
縞鯛 1匹 刺し身・皮を湯引きポン酢醤油
ウマズラ 1匹 肝あえ・真子酒蒸しポン酢醤油
真鯵 9匹 刺し身・タタキ
室鯵 3匹 塩・胡椒・ローズマリー・オリーブオイルで天火焼き
鯖 1匹 塩・胡椒・ローズマリー・オリーブオイルで天火焼き




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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。