地図
真子鰈
薄造り



■ 鰈とひらめ2005

2005年 2月26日午前6時出船、午後1時沖上がり

寒さもこれでお終りと思うような季節になると、この冬やり残していた事がとても
気に成る。この冬は、まだひらめ釣りに行っていなかったのである。で、早々何人か
と連絡し、行けるメンバーとひらめ釣りと相成った訳である。
今回「海千・山千倶楽部」参加は2名、NIさんと一緒の釣りである。

夜中を湾岸線から東関道を通って、終点潮来で降りる。
いつも昼間走っていたので気が付かなかったが、東関道は成田から先は、2車線と
なり街灯も無いんである。交通量も少ない深夜闇の中を突き進んでいくようである。

今回は、どうやら迷わずに無事鹿島港に到着する。
いつも、いくつもの交差点を左に曲がったり右に曲がっていくのだが、今回は終点
を逆に曲がって行く事とする。何かこちらの道の方が一直線という感じで、早々港
に着く。いつもインター降りたら右だ左だと、ちょっとしか走らないのに料金所で、また
通行料金を取られたりと色々だが、今回は、新たな料金所も通らず畑道を通って行く。
港には、まもなくNIさんも到着し、夜明けと共に出船となる。

先週TVで鹿島沖の鰈釣りをやっていた。今年から始めたそうだが結構魚影が
濃いそうである。前日釣り宿に電話すると鰈とひらめのリレー釣りだそうである。
その為今日は2本持参である。いつものひらめ・鯛兼用の竿とカワハギでお馴染み
の「無量庵爆釣」の2本である。

船は沖に出るものの、向かい風が強くなかなか釣り場には到着しない。うねりに
揉まれ小1時間、釣り場についた頃には、風もうねりも小さくなっていた。しめしめ。
最初は鰈。今日は、船中5名と悠々の釣りなので竿2本を出す。ライトタックルの
「無量庵爆釣」は手持ちとする。ここの錘は60号、通常30号の錘を使っている
この竿60号の錘でもちゃんと良い具合にお辞儀をしてくれる。がんばる竿である。
餌は青イソメの房掛け、二本針の仕掛けで流す。

そのうち、ゴソゴソと魚信があり合わせるが逃げられる。向こう合わせとわかって
いてもカワハギ釣りのクセが抜けないようである。三度目の正直、魚信を我慢して
大きく竿先を上げると竿先がぐっと重くなる。上がってきたのは石鰈それから暫し魚信
が無い。魚影が濃いそうだが何分ここでの初めての鰈である。
誘いのコツがあるんだろうなぁ。

そろそろ、鰈を諦めてひらめ釣りにする頃合である。
一生懸命誘うとまた魚信があり、こちらも石鰈。これで鰈最後と置き竿を上げると
こちらも竿の胴に重みが乗り、上がってきたのは真子鰈、ちょっと得した気分。

さて、本命ひらめである。
ひらめが魚を齧る感覚を久しぶりに味わう時の到来である。
今回の餌はカタクチイワシ、下顎から上顎に掛けて鼻に抜く。上顎に深く刺すと、
脳や目に抜けてすぐに死んでしまう。また泳がしていてもすぐに弱るので、竿先が
静かになったら時々上げて様子を見る必要がある。今度は、ひらめ竿一本で手持ち
でがんばる。この魚信は置き竿ではもったいない。

底近くで泳がせていると竿がグンと撓る。合わせると重い。ガクガクと言いながら
アイナメが上がって来た。これはこれでなかなか良い外道である。大黒埠頭に入れ
なくて久しい。冬のアイナメは食べても美味しい。これが楽しめなくなり寂しかったの
でこのアイナメは嬉しい。

さて、本命のひらめであるが、あのガクガクとした魚信が無い。NIさんは、投入
早々ガクンと魚信が有り合わせるがスッポ抜ける。残念。
他の釣り人もひらめは上がっていない。
と、2時間半はあっという間に過ぎ去り沖上がりとなる。最後の最後で反対側で竿を
出していた釣り人にひらめが来る。こちらも最後まで手持ちで粘るが、とうとうあの
ひらめの魚信は味わえなかった。

釣果:
石鰈2匹・真子鰈1匹・アイナメ1匹








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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。