ヨット
キス

NO,003

■ ヨットでキス釣り2006春

2006年4月9日午前10時半出航 沖上がり午後3時

「のぼりとゆうえん隊」隊長余川さんから在る日、突然メールが来た。
まあ、メールというものは在る日突然来るものではあるが、兎も角ヨットに乗り
ませんか?というお誘いのメールであった。春になったらね。と言っていたの
だが桜咲く春になったので、お誘いがあるのは当然である。

年度末一生懸命仕事をしたUKIは、ここらへんで少し休息があっても良い
なぁと考えていた矢先である。このお誘いに乗らねば何としよう!!という事で
一緒に春うららヨットでキス釣りと相成ったのである。
ちなみにようやく暇になったUKIではあるが、余川さんは大事なイベントを控え、
息抜きがしたくてヨットにお誘い頂いたようである。

当日早朝、春の台風が吹いています。
天気予報は夜半に風は収まるとの事だったが、一向に風が収まる気配は無い
早朝にも関わらず、UKIは余川さんの携帯を鳴らす。
風は大丈夫との事、よく考えれば、ヨットは風がないと走りません。
いつも行くあぶずりへ、奥に県営駐車場があるとの事。
今まで知りませんでした。
帰りの駐車場代を聞いてその安さに驚く。この辺の駐車場代の半額以下!!

何はともあれ、ヨットに。
余川さん、ヨットの扱いについて色々教えてくれます。
以前、佐島にてヨットに乗った事があるが、その時よりもカッコイイヨット
である。おまけに沖では舵を任され追い風・向かい風各々どうやって走れば
良いのかレクチャー頂く。教えるのがうまい余川さん、なるほどなるほどと
感心しているUKIでした。尤も、最近物忘れが多いので次回乗ったとき、
この前教えたのにと失望されるかもしれません。
しかし、エンジン音のしない船が波の音だけをさせながら風を切り走るその
様子は堪らなく良いね。
ところでこの時期、UKIもキス釣りに行った事がありません。
今日は、風が強いのでボート屋も休業かと思いきや、手漕ぎボートは沖にも
結構出ています。いつもUKIは、沖に出すぎたとボート屋のご主人に怒ら
れるのだが、明らかにUKIよりも沖に出ているボートが数隻、知らないよ。

その沖にヨットはアンカーを打つ。
さあ、釣り開始である。ここで少し後ろめたい感じがする。
そもそもこのヨット、レースをする為のヨットらしい。また、精悍である。
その精悍なヨットに乗ってセイリングもせずアンカー打って釣り糸垂らして
良いのだろうか?
まあ、深い事は考えずに釣りに専念である。
結構魚信はありますが、なかなか針掛かりしてくれません。
で、ポイント移動。
いきなり余川さんキスを釣る。今シーズン最初のキスである。ご立派!!
UKIの竿にも魚信がある。
が、合わせると魚はいない。カワハギで嫌という程味わっている早合わせで
ある。この癖なかなか直らない。ひょっとして針が甘いのか?安売り仕掛け
だからね。仕方無いか??
とは、言っていられない。今日は魚を釣りに来たのである。
ここのポイントも釣れなくなったので、ポイント移動する。

次は葉山沖、初夏から夏にかけてUKIが手漕ぎボートで釣りをする場所で
ある。ここは釣れるぞ!!と思っていたらUKIの置き竿にブルブルと魚信
がある。何故、置き竿にしていたかというとお腹が空いてパンを食べていた
のである。不思議とお腹が空いている時に魚が釣れるようである。
お腹も膨れたので、一生懸命釣りモードになる。
と、するとこれが不思議と釣れるのである。立て続けにUKIが2匹キスを
釣る。みな大きさは20センチを超える良い型である。不思議とメゴチは、
釣れない。

時間は過ぎ、釣れなくなる。そろそろ沖上がりである。
ゆるゆるとヨットはエンジンを掛け港へ。今日はヨットでの追い風・向かい
風の中での帆走、早春の桜咲く山を見ながらのキス釣り。
帰りには、鎌倉の山で思わぬ鶯の音色、本当に春になったねぇ。

今日の釣果:
キス5匹










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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。