ホウボウ

NO,001

■ 甘鯛2009

2月7日 午前8時出船 午後3時沖あがり

久しぶりの沖釣りである。
今回は湾口の甘鯛を狙って久里浜からの出船、ここは駅から船乗り場までは近いので電車
に乗って釣りに行く事とする。

久しぶりの電車の釣り、いいねぇ〜。エコだし。
普段釣りをする時は荷物が多く早朝の為、自動車で行く事が多いが、久里浜からの出船が
午前8時と比較的ゆっくりという事もあり、最近では駅もバリアフリーで大きな荷物でも
比較的楽な為なので、今回は電車行と決めた。帰りも座らば疲れて転寝も出来るしね。

休日の早朝の京浜急行は「京急水産」ともいうらしい。車中は釣りの道具を持った人が、
多い。この沿線釣り船宿に近い駅がいくつかある。釣り人はその半分が金沢八景駅で降り、
残りは久里浜駅で降りる。私も久里浜で降りる。

久しぶりの久里浜駅である。
以前も一回、電車で釣りに来た覚えがあるのだが、すっかり駅前が変わってしまっていた。
大きな荷物を整理していたら、一緒に降りた釣り人はどこかに姿を消している。
駅を降りて歩いていくのだが、かなり歩いたところでこんなに歩いたかなぁと迷う。
近くをジョギングしていた方に「港はどちらでしょう」と聞くとこの道をまっすぐとの事。
お礼を行って歩くが???と思い、再度違うジョギングをしている人に聞くと逆の方向と
の事。先ほど教えて頂いた方の言っていた「港」はフェリーの出る久里浜港の事を言って
いたようでした。

船宿に着くと、甘鯛は結構人気で釣り座も殆んど埋まっている。
右弦みよしよりふたつめの席を取る。
竿を出し、準備していたらいきなり竿が折れる。
以前友人の竿がいきなり折れたのを見た事があるが、ある日突然竿は折れるようである。
前回、ワラサを釣った時に弱くなったのか、または経年変化で弱ったのかショックである。
でもよくよく考えれば、前回ワラサを釣っている途中や今回沖に出てから折れたらもっと
ショックである。その面ではラッキーかもしれない。
で、宿の竿を借りる。良く見るとアジビシ竿と書いてある。まぁいいか〜。

船は千葉県側の沿岸を目指す。今日は風もなく、暖かい陽気である。
釣り場に到着、水深70m浅めである。

久しぶりの甘鯛である。釣り味も良いし、食べても美味いしね。この時期の甘鯛は。
底に落とし、少し底絶ちして竿をしゃくって餌を躍らせ、竿先をゆっくりと上げて魚信号
を待つ。このくりかえし。竿先をゆっくりと上げた時グッっと重くなりさらに竿を上げる
とズンと乗ってくるのが甘鯛、この魚信は堪えられない。

その甘鯛、なかなか釣れません。
結構型の良いトラギスは釣れている。が肝心の甘鯛が釣れない。
午前中は、船中トラギスばかりで甘鯛を釣る人はわずかである。午前10時過ぎからの潮
止まりではグッと魚信が減ってくる。
竿を振って何回目か?
竿先が重くなる。甘鯛のよう巻き上げていく途中での強い引きはないが、それなりに重い。
上がってきたのはホウボウ。刺身サイズである。

午後に入ってぼちぼち周りで甘鯛が釣れ出す。が、私の竿には甘鯛の魚信がない。
ひょっとしたら?でも?と頭の中によぎる。甘鯛が釣れるかどうかである。
と、そのうち午後3時を迎え沖あがりとなる。
今回は甘鯛の顔見えずである。
久ぶりだしね。貸し竿だしね。
でも周りは皆電動リールだが、こちらは手巻きリール、70mでは電動には負けない。
良い運動が久しぶりで出来ました。

今日の釣果:
ホウボウ1匹・アジ1匹・鯖1匹・トラギス7匹












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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。