二本竿
釣果

NO,001

■ 湾口のアマダイ 2011 早春

 2月19日午前8時出船 午後3時沖あがり

今年はアマダイが結構釣れているらしい。
で、昨年11月に続いて今回もアマダイ釣りに出掛ける。

この釣り、地味なのかあまり人気が無い。
そのおかけで釣り船はすいていて、電車で釣り宿に行っても比較的良い釣り座が取れる。
前回は左弦トモだったが、今回は一歩出遅れたものの、右弦ミヨシを取る。
すいているので、船長の了解を得て二本竿で臨む。

北風が吹きうさぎが飛ぶ中、船は城ヶ島沖に到着、水深は75m底から50センチ棚を
切って誘う。餌はオキアミである。ここから水深90mまでのかけあがり沿いに船を、
流していく。

第一投、底に着いて仕掛けを巻いて誘いを入れたら、いきなりの魚信。
上がってきたのはレンコ鯛、ちいさいがこれはこれで美味しい魚である。
今日は、大潮という事もあるのか、盛んに魚信がある。
が、掛かってくるのはトラギスやヒメと呼ばれるいわゆる外道、本命のアマダイの魚信
はなかなか無い。この外道達、料理するとなかなか美味しい魚である。
アマダイ釣りでは、この外道が掛かると捨ててしまう釣人が多いが、最近はこの外道達
に嵌っている。天麩羅やフリッターにするとなかなか美味しいんである。
フリッターなんて、自分で釣った新鮮な魚という事もあり、下手なイタリア料理屋より
も数段美味しいんである。
ちなみに、これ、アマダイがなかなか釣れない負け惜しみでは無いよ。

そんな美味しい外道達を魚信を楽しんでいると、いつもとは明らかに違う強い引きが、
竿先に伝わってくる。
ひょっとしてアマダイ??と思うが、ちょっと違う引きである。首振ってます。
久しぶりの大きな魚信に嬉しくなって、電動リールなのに思わず手巻きをしてしまう。
何だろう?何だろう?と上がってきたのは、大きなホウボウ。
自慢では無いが今まで結構ホウボウ釣っていますが、これだけの大きさのホウボウは。
初めて見る。魚屋さんでも見た事が無い大きさである。
35センチはあろうかと思われる大きさである。これはこれで嬉しい外道である。
しめしめである。

そんな朝の釣りも潮とまりとなり、風は収まって冬なのに比較的過ごし易い天候には
なったものの、あまり良い魚信は無い。

そのうち、午後になり今回はアマダイ釣れてよ!!と思ってみたものの、何もドラマ
チックな展開が無い時間が過ぎ、無事、沖あがりの時間となる。

まあ、アマダイはつ釣れなかったものの、美味しい白身の小魚が沢山釣れてこれは、
これで楽しい沖釣りでありました。

最後にこの時期、釣り宿では、若布をお土産に配っている。
時として、釣果の重さより若布の重さの方が勝っている時もあるが、この若布、しゃぶ
しゃぶにして食べると大変美味しい。新芽をとろろにしても美味しいしね。
この時期の久里浜の釣りは、これがあるから楽しいんである。

本日の釣果:
レンコ鯛1匹・ホウボウ1匹・鬼カサゴ1匹・トラギス30匹・ヒメ10匹・イラ2匹














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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。