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NO,007

■ わらさ 2013秋


  10月19日正午出船午後5時沖上がり

わらさである。
秋になれば行きたくなる海釣りの大物、その引き、竿の撓り、思いっきり腕が
筋肉痛になる釣りがわらさ釣りである。
今年は釣れたり釣れなかったりで安定はしないが、台風と台風の狭間、大潮を
狙っての釣行である。

さてどこで釣ろうかと悩むが、ここは以前バカ釣れした網代とする。
網代の釣宿は午後船があり、電車でも行ける港である。自動車を手放した身と
しては大変重宝する釣場である。
港に着き、船を待つ。

午前船がもうすぐ到着する。その船が、そのまま午後船になるのである。
と、午前船が港に入ってくる。
果たして午前の釣果はどうか?と到着する船を見ていたら、船上の釣人から声
が掛かる。かつて、よく一緒に釣りに行った海千山千のメンバーである。
全く偶然にも、何年ぶりかのご対面である。釣果を聞くと、いなだとわらさが
各々一匹だそうである。
かつての馬鹿釣れと同じとは いかないが、わらさはいるらしい。

さて、うねりとうさぎが飛ぶ中船は沖を目指す。
まずは、第一投、いきなりの魚信である。
結構引きます。魚とやりとりしていると、いきなり、プチッと音がして竿先が
軽くなる。バラしである。
上がった仕掛けを見ると、クッションゴムが千切れている。結構大物が掛かっ
ていたようである。

次に掛かったのは、普通のいなだ、これはこれでなかなか美味しい。
さて、次は、仕掛けを下ろしていると途中で止まる。おまつりしたかと思った
ら小ぶりなシイラ、こちらもなかなか美味しい魚である。
時計を見るとまだ港から船が出てまだ一時間も経っていない。
なかなか良い出だしである。

さて、何流し目であろうか、また、竿先が大きくしなる。
今度は、慎重に竿とりをおこなが、今日はうねりが高く、大きなうねりと共に
ふっと軽くなる。仕掛けを上げて見ると今度は6号のハリスが切られている。

ここでハリスを6号から8号に変える。
と、大きく竿先がしなり上がってきたのは、わらさである。
とりあえずまず一匹を確保。
で、またクーラーからはみ出しそうなわらさをもう一匹確保。
なかなか嬉しいぞ!

そんなこんなで夕暮れが近づき、本日の釣りもあと僅か。
わらさの感触を楽しもうと竿を振ると魚信。わらさにしては軽い。わらさだと
ポンピングしないと巻きとれないが、こちらは巻き取れる。
何だろうと上がってきたのは、お手頃サイズの真鯛、嬉しい外道である。


本日の釣果:
わらさ二匹・いなだ一匹・シイラ一匹・メバル二匹







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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。