わらさ
仕掛け
富士山
いかぶり
いかぶり

NO,006

■ いかぶり 2014秋


 11月27日 午後4時半時出船 午後11時半沖上がり

網代で鰤が来ているらしい。

夕方港を出て深夜戻る夜釣りである。わらさは釣った事があるが、
鰤なんて釣った事はありません。

釣った事が無いものは、まず、釣ってみたくなるものである。
この手のものは、時期を逃すとある日まったく釣れなくなる。
と、なると何が何でも、すぐに行動に移さなくてはならない。
勝利の女神は、前髪しか無い。
その前髪を掴むべきかどうか、考えている暇は無い。即行動である。

幸いにも、仕事の予定は午後が空いている日と午前が空いている日
が連続している。
これは、チャンスとばかり釣船と深夜戻ってから宿泊する宿を予約
する。

さて、今回は平日の釣りである。
自動車をかなり前に処分したUKIとしては移動は電車となる。
ここ数年、駅のバリアフリーが進み、エレベーターが、着いて大変
便利になった。が、今回は行き午後の下り線、戻りは、朝の上り線
に乗る事になる。
当然、通勤時間帯である。
大きなクーラーボックスを通勤時間帯の電車に乗せたらどうなるか?
「何このおやじ、平日出勤時間にこんなクーラーボックス載せるじゃ
ないよ。平日釣りなんて、ふざけるな」と迷惑そうな視線を一身に
浴びる事となる。
UKIが逆の立場だったら、間違え無く降りる際にこれ見よがしに
クーラーボックスにけつまづいてみるところである。

また、我が家の大きな35リットルのクーラーボックスだが、以前、
わらさが8本も馬鹿釣れした時に、結局3本しか入らなかった事が
ある。今回は鰤である。
その大きなクーラーボックスをしても入らない可能性がある。

さらに、網代の駅はまだバリアフリーの対応はしていない。
エレベーターが無いんである。
そのクーラーボックスに、満タンに魚が入ったとしても1人では、
持ち上げられない。

さらにさらに、仕掛けも大変そうである。
20号のハリス3メーターに孫針仕掛け、中錘6号を親針近くに、
付ける。針に付けるハリスは二本撚にしなくてはならないらしい。
また、竿は一本竿、リールは大型電動となる。
両方とも持っていない。


なので、今回は、釣り用の服と着替えとライフジャケットと天秤と
錘だけ持参して、後は釣船にお世話になる。
竿とリール、仕掛け、釣れた魚を入れるクーラーボックス、釣れた
魚をクール便で送る手続きとトロ箱、全部お世話になる。
よって、今回はタックルボックスだけを持って出掛ける事となり、
大変楽である。

なお、餌は活いか2杯は釣船で用意するが、生餌は自分で用意
して下さいとの事。
ううんどうしようと悩んだが、我が家の近くには、魚市場がある。
釣り当日、早朝に仕事前に覗くとちょうど良いサイズのやりいかが
売っている。
12杯で500円と大変リーズナブル。
これは、今日の釣りは良い事が有りそうな予感である。

さて、午前の仕事をしっかりと終えて、網代の港に向かう。
船に乗り、釣り座をどこにしようと考えながら先客の方に挨拶する
と、何と、お知り合いのKさん。
一昨年に、この船の午後わらさに乗ろうと来た時、午前船で帰って
きた船に乗っていたのもKさん。危惧である。
Kさん、今日は休みで明日が仕事なので釣りに来たとの事。
皆、考えいる事は一緒である。


さて、船は初島までゆっくりと走り、
午後5時から釣り開始である。

さて、見ると借りたリールを見ると我が家のリールと同じ。また、
回りの人の竿を見ると皆さん継ぎ竿、これだといつもの道具と変わ
らない。また仕掛けも、二本撚りでは無くUKIでも作れそうな物
である。
仕掛けの値段が結局良い値段だったので、また次回来る際は仕掛け、
竿、リールを持参しようと考える。
ついでにレンタカーと予備のトロ箱を持参したほうがよいかもしれない。

ところで、肝心の釣りだが、棚取りをこまめに繰り返していると、
ガクガクというか前触れの後、竿先がぐっと海面に沈む。
上がって来たのは、わらさ。
船中、バタバタとわらさが上がっている。
一旦、底に下ろして指定の棚までリールを巻いていくと魚信があり、
合わせるとわらさが乗る。この引きは楽しい。

■ 後半になると群れている魚が小さいのか、魚信はあるものの竿先が
ぐっと来ない。いか餌もかじられている。
一体何の魚だったんでしょうか?
なんだかんだと時間は過ぎ、午後11時となり、釣り終了である。
UKIはわらさ3匹、Kさんは、ぶりを含む5匹釣り上げてました。





本日の釣果:
わらさ三匹、鮫一匹リリース









前のお話へ 次のお話へ



海の写真クリックして地の巻メニューへ ● 沖釣り紀行
最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。