釣り竿
海鳥
甘鯛
釣果

NO,001

■ 湾口の甘鯛 2017春


  3月13日 午前7時45分出船 午後2時30分沖上がり

春となり寒さも和らいで来たので、今年初めての沖釣りという事
で、久里浜から甘鯛釣りに出掛ける事とした。

朝起きると小雨。折角休暇を取っての釣行なので、中止する訳に
はいかず、小雨の中を京急久里浜駅まで、京急の電車に揺られて
向かう。京急久里浜駅に着くと雨は降ってはおらず、路面も濡れて
いない。どうやらこちらは雨が降らなかったらしい。
これなら雨に打たれずに釣りが出来るので楽である。

久里浜から出る甘鯛釣り、ここのところ釣れまくっているらしい。
なので、休日は混んでいて、釣り座の間隔が狭くておまつりをして
しまう可能性が高いので、休暇を取り平日に来たのだか、それでも
船中10名、なかなかの繁盛ぶりである。
釣り座は既に、みよしとともに人が入っていて、操舵室脇の真ん中
の釣り座を確保する。
普通、みよしやともの方が釣果が良いのだが、この甘鯛釣り、操舵
室の脇の真ん中の釣り座が、意外と釣れるんである。
多分、船長の魚探の見方の癖があるようである。ちなみに休日は、
釣人が多いので釣船が二艘出るのだが、船長によって癖が違うよう
で、船によって釣れる釣り座が違うようである。

今日は平日、出船するのは一艘だけで、良く知った船長の船なの
で、この釣り座が丁度良いんである。
で、船は午前7時45分に出船し城ヶ島沖に着いたのが、午前8時
少し過ぎ、釣り開始である。

仕掛けを落とすが、なかなか喰わない。
毎度のごとく、両脇の釣り座の方に甘鯛が掛かるが、UKIの竿に
は反応無し、余り良い出だしではない。
何分か経過して魚信が遠のいたのか、ポイントを変えるので上げて
下さいとの船長の指示で、早巻きして仕掛けを上げたら、そこには
可愛い甘鯛が付いていた。これ、釣ったというより釣れた感じ。
巻き上げの際に、餌に飛びついたのだろう。きっと・・・

さて、ポイントを変えて仕掛けを落とすと、しっかりとした魚信。
上がってきたのは、20センチ位のヒメ。
周りの皆さんは、外道が釣れると海に棄てるので、それを食べに、
うみねこが寄ってくる。UKIは、この外道を天麩羅にして食べる
のが好きなので、外道が釣れてもクーラーボックスに入れてしまう。
どうやら、それがうみねこ達には気に入らないらしく、UKIだけ
二回も糞を掛けられる事となる。
嫌な奴らである。が、向こうもケチなおやじと思っているのだろう。

そして、ズン、ズズンとした魚信、甘鯛の魚信である。
上がってきたのは、30センチ弱の甘鯛、まあまあのサイズである。
時計を見ると午前9時半。まだ釣り始めて1時間少しで、これだけ
釣れれば、まあまあ良しとするかと決めている目標の甘鯛2匹が、
釣れたので、今日は何だか出だしが良いぞ。仕事休んで釣りに来て
良かったと思う瞬間である。


そして、またズン、ズズンと大きな魚信。
緩めたドラグのせいで、電動リールのモーターは空回りしている。
どうやら大物のようである。もし甘鯛であれば、50センチ越えの
大物である。
で、上がってきたのが、はものような海蛇。
船長に聞けば、食べないなぁ〜という事でリリース。

その後、なかなか魚が釣れない。
両隣の方達は、甘鯛を続けて釣っている。
ありゃ〜、今回もやっちゃったようである。

と、本命がなかなか釣れないで2時間が経過した頃、久しぶりに
竿先が大きく曲がり重たい手応え。
でも、この魚信、甘鯛のものではない。首を振っている。
で、上がってきたのは、まあまあの型のウマヅラハギ。思わず笑い。
翌日食べたら、大きくて臭みも無い肝が美味しく、食味はカワハギ
以上でこれはこれで嬉しい外道である。

さて、なかなか甘鯛が釣れない中、久しぶりに甘鯛の魚信。
引きは、先程の30センチの甘鯛と同じ位である。
そして、上がってきたのが先程と同じ位の大きさの甘鯛である。
まあ、ここでの甘鯛はこのクラスが多くいわゆるレギュラーサイズ。
これはこれで嬉しいサイズである。
で、これで一応、3匹の甘鯛が釣れたので、まあまあの出来なのだ
が、今日は、船中甘鯛が沢山釣れている。隣で釣っている常連さん
と思われる方は、もう10匹も甘鯛を釣っている。それだけ釣れれ
ば、もう十分過ぎる位である。
そんな中で3匹とは、UKIにとってはまあまあだが、船中では、
少ない方である。

なので、残り1時間、しっかりと気合いを入れ竿先の誘いに集中
していると、ズ、ズズンとした魚信。甘鯛である。
水深100メートルから巻き上げて、55メートル付近で軽くなる。
上げてみると、魚が付いていない。どうやらバレたらしい。残念。
で、気合いを取り直し再度、仕掛けを投入して誘う事数回、繰り
返すと、今度は大きな魚信。甘鯛である。
ところが、この甘鯛、大きいらしくて、緩めのドラグで電動モー
ターが空回りしている。ひょっとするとひょっとするぞ!
で、今度は無事上がってきたのが、頭の大きな50センチ越えの
デカ甘鯛、本日二番目に大きな甘鯛である。
後で重さを量ってもらったら、1.56kgであった。

で、沖上がりの時間となり、今回も甘鯛の顔を見る事が出来た
楽しい甘鯛釣りであった。
で、帰りには地元の銭湯でひと風呂と思って、久里浜駅に向かう
途中の銭湯の前まで来たら本日定休日との事、月に三回ある定休
日、確率からいうと1/10なのだが、ここのところ3回に一回
はお休みに当たっているようである。不思議である。

今回は良い思いをしたので、また秋の甘鯛釣り楽しみにしよう。


本日の釣果:
甘鯛4匹・ウマヅラハギ1匹・ヒメ11匹・トラギス5匹・連呼鯛
1匹・オジサン4匹







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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。