鯵
仕掛け
千貫門

NO,003

■ 松崎 鯵釣り 2019年 5月


  5月19日 午前5時出船 午前11時45分沖上がり

今年も、棚田の田植えの季節がやって来た。なので、毎年恒例の
田植えの後の沖釣りに出掛ける。

今年は、鰯の付きがあまり良くないらしい。
先日の棚田の畔塗りに来た際の釣りでも、余り鰯はサビキに喰って
こなかった。そして、今回の釣行の前に船宿に問い合わせをすると、
やはり、まだ鰯は回っては来ない様子である。
その代わりに30センチを超える大鯵が釣れるとの事、それはそれ
で楽しそうである。また、コマセで鯵を釣るのであれば、イサキも
釣れるはずである。此処のイサキは昔から有名で、初夏のイサキは
旬でもある。なので、今回は喰わせサビキでは無く、鯵釣りを楽し
んでみようと思う。

棚田の田植えも順調に終わり、その翌朝、集合時間の午前5時前
に港へと向かう。
既に何人かの方が準備をしている。今日は釣り人5名、此処の釣り
では珍しく、片側だけでは無く両側に釣り座を設けて沖へと向かう。
都会の釣り船のように、2m間隔での釣りでは、おまつりばかりと
なるが、此処のように5m間隔の釣りでは、滅多な事ではおまつり
にはならない。

で、まずは雲見沖。
仕掛けを落とすと強い魚信。上げていくと、途中で軽くなる。
ビシの幹糸が途中で切れている。今回の仕掛けは、幹、道糸ともに
2号だが、どうも細いらしい。
なので、船長からビシ仕掛けを頂く。こちらは、幹・道糸共に4号
である。これならどうだ!
で、上がってきたのは、40センチ近くある鯖。
これはこれで、嬉しい外道である。

暫くは入れ喰いだが、釣れるのは鯖ばかり。
なので、ポイントを変えて、仕掛けを落とす。
此処でも他の釣り人には鯖が釣れてくるが、UKIには鯵が釣れる。
30センチを超える良型の鯵である。
そして、立て続けに鯵が釣れる。最初の30センチの鯵程ではない
が、それでもそこそこの大きさである。

船長から
「鯵釣っているのはUKIさんだけですよ。」と声が掛かる。
UKI
「あまり、コマセを撒かないようにしているんです。」と伝える。
それを船長が、他の釣り人に伝えると、他の釣り人も鯵が釣れだす。
どうも皆さん、豪快にコマセを撒いていたようである。

さて、鯵・鯖・イサキのそれぞれの魚信の違い。
竿先が大きく沈むのが鯖。
グングン引くのが鯵。
仕掛けをかっ浚うような引きをするのがイサキ。
それぞれ、竿先を心地良く曲げてくれるが嬉しい。

終盤、餌を取られる事が多くなる。
大鯵を釣るので針が多きめである。なので、今迄、滅多に使う事が
無かったウイリーの仕掛けを使ってみる。
こちらは、針も小さく付け餌を付けなくとも良いので、楽である。

で、仕掛けを変えると、即座に魚が掛かって来た。
20センチ前後の鯵とイサキが入れ喰いである。大鯵ではないが、
小気味良く釣れるで、これはこれで楽しい釣りである。

で、今回は天候にも恵まれ、午前11時45分に沖上がり。
まあ、この時期のお楽しみである、喰わせサビキでの鮃釣りとは、
ならなかったが、これはこれで、楽しい釣りであった。

さて、次回は稲刈りでの釣りか、はたまた、草刈りでの釣りか?

本日の釣果:
鯵14匹、 イサキ6匹、 鯖8匹、











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最初はソルトウォータールアーから始めた海釣りだが、1年間かかって釣れた魚が
ルアーよりちいさかった。それを期に沖釣りを始めるようになる。沖釣りなら
仕立てでと思っているが気まぐれな友人達が多くかなかなかその機会は少ない。