トマト


NO,002

■ ハワイアンスタイル

大好きな海辺はハワイ、これまで7回は行っている。
オワフのほんの一部ワイキキ周辺しか知らないが、ここで充分すぎるくらい楽しんでいる。
そのワイキキで何をして過ごすのか?
実は何もしないんである。
日頃、仕事や色々なしがらみの中で気を抜く暇はないのだが、ここの空気と太陽と風と海
に囲まれてそ〜んな面倒な事から開放され、何の考えずひたすらぼけ〜とするんである。
ハワイに着いて4日程すると、毛穴からしがらみがす〜と抜けていくような感覚を覚える。
8日目にはすっかり気持ちはロコのようになり、英語で物事を考えるようになる。
10日を過ぎると、このままでは社会復帰出来ないぞ〜と感じ始める。
長くて2週間、心を浜辺に置いたまま体は飛行機で成田を目指している。

そんなハワイの生活、自ら名付けた「ハワイアンスタイル」
それは何かというと
@ 何もしない
A 昼食は、ハワイの場合浜辺のストアーでセールと称して99セントで売っている2.5
  斤はある黒砂糖のパンにパーティ用のハムとチーズのセット、サラダとトマトを買って
浜辺で自分でサンドィッチにして食べる事
B 浜辺で本を読み、眠くなったら昼寝をし、暑くなったら海で泳ぎ、また本を読み、また
  暑くなったら浜辺のシャワーを浴びる。ひたすらその繰り返し。
これが、「ハワイアンスタイル」

ところで、ニューヨークテロ以来ハワイには行ってはいませんが、そんなしがらみが
毛穴からす〜と抜けていくところがこの日本にもあるんである。
宿から歩いていける浜、どこまでも透明で魚と戯れる事が出来る海、コンビニも飲み屋も
煙草の自動販売機すらない集落、ここにいる限り、何もしない、正確には何も出来ない。
唯一の残念は数年前から繋がるようになった携帯電話。
だから、ハワイと同様ここに来たら何もしないんである。

では、ここでの「ハワイアンスタイル」とは?
@ 何もしない これはハワイの時と同じ
A 昼食は、予め隣町のスーパーで買っておいた黒砂糖のバターロールと6角チーズ、毎度
  お馴染みの「八百屋でぃ〜す」の移動八百屋の美味しいトマトを買ってハワイと同様に
  浜辺で自分でサンドィッチにして食べる事
B 浜辺で本を読み、眠くなったら昼寝をし、暑くなったら海で泳ぎ、海で体が冷えたら、
  港の温泉露天風呂に入り、また本を読み、昼寝をし・・・・
殆んどハワイにいる時と同じようにひたすらぼけ〜とするんである。
唯一違うのは温泉露天風呂、「ハワイアンスタイル」というより「夏の湯治」に近い。

こんな海なので、何もしない贅沢を理解する人しか来ません。従って空いている。
どこでも、あくせくするのが日本人でこんな贅沢を理解出来ない人が多いのは大変不幸な
事とは思うのだが、みんなが理解するとこの海も混雑する。
理解出来ない人が多いのは、喜ばしい限り。浜辺のベットでぼけ〜と考えるUKIでした。










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エアクッションのフロートに乗って波間に浮かびながら昼寝をするのが、
最高に幸せの時である。同様にシュノーケルとフィンを着けてジャックナイフで
潜り、水中のうねりに身を任せる事で心は、開放される。