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NO,003 |
■ 鱚一本竿
2003年4月
ゴールデンウィーク突入。この季節は逗子のボートでのキス釣り最盛期である。
ここ数日南風の強い日が続いたが、季節の谷間のように希に全く風の無い日がやってくる。
真に本日絶好の釣り日和である。
6時に現地に悠々到着。とっ・・既に満車である。この間来た時にはこの時間ガラガラだったの
に?やはりゴールデンウィークは、恐ろしいのである。ボートも出船時間が6時になったとの事、
日の出が早くなりました。もう空には眩しいばかりの朝日である。
今回は、試しに浮気をしないで鱚一本槍で行く。鯵が釣れていようと兎も角鱚である。
実はまだ一回も鱚一本槍でやった事が無いのである。いつも一粒で二度美味しいではないが、
鱚と鯵リレーで釣っているので一度この道一本と決めたらどのくらい釣れるか試して見たかった
のある。さらに来週には、このために昨年大枚叩いて釣り道具一式購入したPOO Nさんの釣り
デビューである。
一度限界を確認するのは誘う人間の義務でもある。という訳で今回の釣行と合いなった。
で、相変わらず早々にボートを沖に出す。
流し釣りをしながらポイントを確認。葉山沖に到着、ここから流す。最初は何も喰わないが、二投
目で中型の鱚が魚信る。相変わらず小気味良いうれしくなる引きである。ここでアンカーを降ろ
して、一本竿で挑戦である。今日は全くの凪、誘って釣らないと餌を取られてしまう。釣れたので
は無く、釣るのである。
餌はイソメ中型、垂しは程々。一匹のイソメを半分に切りそれを三本針仕掛けに付けてすこし沖
に投げる。前回からの反省としてオモリは10号にして極力沈みを早くする。どうもこの間から着底
前に引いて来ている感覚があったので、すこしでも早く底棚に落し万遍なく底を引いて誘いたい
という魂胆である。
このポイントでは2匹挙げたが続かない。魚が移動してしまうのか、はたまた群れが少なく数匹
しかいないのか後が続かない。で、さらに沖めに移動するが次のポイントはメゴチだらけである。
再度移動してまた次のポイントに入る。ここは大型がうようよしている気配があった。がやはり、
期待通りに大型の鱚が釣れてくる。20cmを超えた鱚の魚信は小気味良さに加えてかなり強引
に竿先を持っていく。頭の中を真っ白にさせてくれる瞬間でもある。
● 本日の釣果
鱚15匹・メゴチ9匹
● 今回の教訓
ツ抜けはしたもののこんなもんだろう。
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