地図
地図 逗子

NO,007

■ 真鯵釣り


7月

明日は海の日である。で多分逗子でのボート釣りも混雑する可能性が高い。天気予報では本日
雨との事だがここ最近一日中雨が降る事も無いので海の日を避けて本日逗子のボート釣りに
出掛ける。午前5時半と思ったより早く逗子に着くが、駐車場は既に満車寸前である。
海の日近辺恐るべしである。

前回は、とっても良い思いをしたので今回はクーラーボックス2個を持参する。そろそろ真鯵
も釣れ出す頃である。キスが釣れているのを尻目にコマセを購入して真鯵一本に絞る。

沖に着くと通り雨、大した降りでは無い。本日の仕掛けはウイリーとサビキである。
午前6時20分投入、こんなに早く竿出ししたのは初めてである。
ここは、半径20mくらいの根になっているポイントである。最近このポイントでかなり良い
思いをしている。魚探も壊れた今となっては、ヤマ立ても覚えピンポイントでここを狙う。

ところで、いつもは大変賑わうこのポイント本日は誰も来ません。時折水面を魚がバシャバシャ
群れをなして泳いで来るが竿が曲がる事も無い。山には今年初めて聞く蝉の声、この時期には
珍しく涼しい心地よい気温、小波さえ無いベタ凪、とても心地よい季節なのだが肝心の魚が、
竿を震わせなければ全然心地よく無いのである。
「あれ〜?」と思い始めたのは、竿出してから1時間が経過した頃だろうか。雨水をかき出す
為のひしゃくを船外機の音高らかに持ってきてくれたボート屋の人が「(魚)来てますか?」
と声を掛けてくれたので、「(魚)全然(釣れない)・・」と答えたら怪訝そうな顔で帰って
行った。私もとても怪訝な気持ちになってきた。

こういう時は、こちらから誘わなくてはならない。ウイリーを底で、中タナで、水面でと誘う
事しばし、何も掛からない。コマセを入れる為にビシを上げてハリスを握ると何か引いている。
が、走られてハリスが切られた。どうやらフグのようである。再度同じ事を繰り返すが、何の
反応も無い。フグさえ掛かってこない。今日は魚の食い気が無いようである。

これから海岸に戻ってキス釣りに変更しようかと頭をよぎるが、3コ買ったコマセはまだ半分
以上残っている。また海岸まで漕いで餌買ってまた漕いでキスのポイントまで戻るのもどうか
とも思われる。竿買わせたものの、まだ一度も釣行を果たしていない友人を昨晩誘うが予定が
有り本日一人での釣行となったのだが、本日彼が来ていない事が唯一の慰めでもある。
色んな事が頭の中を過ぎる。竿出しても何の反応も無く暇だからである。

ウイリーで誘うよりサビキで誘えば針の数が多いだけ魚が掛かる可能性も高くなる。沖で色々
な事を考えても仕方無いので今度はサビキで誘いに出る。誘えばコマセの減る量も増えるし、
それだけ沖上がりも早くなるという考えが心の中に無い訳でも無い。
誘う事しばし、竿がモゾモゾと動き明らかに魚の引きを感じる。やはり行動を伴った努力は、
報われるものである。で、掛かってきたのが中型の鯵である。それもスレ。
ここらあたりで「アオ」と呼ぶ鯵である。室鯵に似た体型の細長い鯵である。青室鯵?
その後誘って2匹を追加、計3匹の鯵を釣る。その後は全く釣れず。群れが去ったのかまたは
群れが居ても食い気が無いのかそのうちコマセが尽きて本日のボート釣りは終了となった。

こんな日は、迷い無く小坪の魚屋を目指す。このままでは鯵一匹あたりとても高くつく。
過去の記録では、1匹1万円のいわしと1kg8000円のメカブがあるが自慢にはならない。
小坪で魚を買えば1匹あたりのコストが安くなる。もっとも若干の出費が増えるが・・・・
ここの魚屋はとても良心的である。それまで釣りの際には「魚屋で魚を買わない」をモットー
にしていたが、そんな事にはこだわる必要が無い事を教えてくれた魚屋でもある。


本日の釣果
鯵3匹

本日の収穫
アイナメ・かつお半身・真蛸・ヒラメのアラ

今日の格言
人生良い時もあれば悪い時もある。
波間に揺られてボートで昼寝が出来る幸せは早々あるものでは無い。







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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。