釣り上げたキス
収穫

NO,001

春のキス釣り


4月30日午前6時〜午後1時

ようやく仕事もひと段落、気が付いたら世の中はゴールデンウィーク、最近ひと月の
過ぎるのが大変早く感じるようになった。昔は、ロシア民謡の一週間の歌を聞いて、
お風呂を沸かした翌日に、お風呂に入るなんて冷めてしまうだろうと思っていたが、
最近は、この歌の意味が深く分かるようになってきた。時の過ぎ行くのは早い。

そんな訳で、多くの水が橋の下を流れ、気が付いたら桜は散り去り、UKIにとって
大変長い「禁漁期間」も無事終了し、ようやくボート釣りに出掛けられる季節となる。
今回も毎度お馴染みの「逗子のボート釣り」である。

突然の如く、暁は早くなり午前5時前には明るくなる。
もはや自動車のスモールランプもいらないくらいの午前4時45分出発である。
今日は、Aliceさんに教えて頂いた環状2号ルートで逗子に向かう。
この道、直線が続く。横横朝比奈まで600円で行ける大変お手頃な値段の道路である。
が、またしても道に迷う。前回は横横朝比奈からの上りで間違えて保土ヶ谷で降りて、
えらい目にあったが今回は下り、横浜新道を小田原方面逆に向かう。降りて乗り直し
結局1000円取られる。ちょっと痛い。

何はともあれ、無事午前5時40分には逗子のボート乗り場に到着。
すでに多くの釣り人でごった返している。目指すは、この時期お楽しみのキスである。
最初は湾奥、流し釣りをするが魚信はあるものの掛からず。

で、とって返してボート乗り場を横目に沖合い葉山湾に向かう。
ここでアンカーを入れて竿二本出す。得意の投げ釣り二本竿釣法である。
しかし、本日風は弱くてなかなか思うようになりません。この釣法適度に風が吹いて
ボートがアンカーを支点に左右に流されないと釣れない釣りである。ところが。本日
風は穏やか、プカリプカリと漂い昼寝をするには申し分無いが、早朝から昼寝はない。
そこでアンカーを上げて流し釣りをする事に。

仕掛けをふたつ用意して、竿を振って仕掛けを流している間にもうひとつの仕掛けに
餌付けをする。このローテーションでボートを流して行く。餌はジャリメと青イソメ。
流し始めて数分、あの小気味良い魚信が来る。ピンクと薄い藤色が浮かぶキスである。
これを繰り返す事6回、ポイントがずれてきたのでまた最初のポイントまで漕ぐ。
20分流して5分漕ぐ。本日の風と潮まわりではこのローテーション。運動不足の体
には、ちょうど良い運動量である。心持ち下腹の筋肉が締まっていくような気がする。
上腕と鎖骨周りの筋肉も締まってくるような気がする。
あくまで気がするだけであって、真実かどうかはこの際どうでも良い。

本日のキスは、ジャリメが好きのようである。
こいつは噛んでも痛くないから好きだが、青イソメに比べて細いのですぐ餌が駄目に
なる。青イソメの方がゴージャスな感じがするのだが、この時期のここのキスは繊細
なのでしょう。

最近、時間の過ぎ去るのが早く感じるのだが、楽しい時はさらにダッシュが掛かる。
気が付けば昼である。まだ餌は少し残っているので餌が無くなる頃まで釣っていても
良いのだが、過去こうした場面でがんばるとロクな目に逢わない。
突然釣れなくなる。道が渋滞する。帰りが遅いと文句を言われる。
何事も引き際が肝心である。そろそろ分別がついても良い年頃である。
最近特にまわりの若い連中からもそう言われるようになった。ここで何をと思ったら
オヤジである。(すでに充分オヤジであるが・・・・)
で、ちょっと心が引かれるが沖上がりとする。

今日の釣果:
キス20匹・メゴチ2匹・ブダイ風?1匹(これはリリース)

本日の教訓:
分別は大事だぁ〜ね














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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。