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NO,002 |
■ 棚田の赤烏賊、だるま烏賊
5月23日午時4時〜午後6時
伊豆の棚田に来た時は、かならずと言って良いくらいボートで釣りをする。
今回もあおり烏賊名人の宿のご主人をそそのかす。「あおり行きませんか?」
我らはいつも連泊するので、「関東棚田組」の面々が帰り、宿のご主人も一休み出来る
午後、ボートで沖を目指すんである。
今回は、ちょっとした事件がありました。
宿のご主人愛用の手漕ぎボートが盗まれたんである。
カワハギやあおりの隠れた穴場であると釣り雑誌に載ってから、ほぼ毎日釣り人がここ
を訪れる。普段は顔の知れたご近所しか立ち寄らない港に外の人が多く訪れる。その中
の誰かが、勝手に人の手漕ぎボートで海に出てどこかに乗り捨ててしまうらしい。
宿のご主人だけでなく地元の多くに方も被害に遭っているらしい。
これは、立派は犯罪です。こんな事が続くと港も立ち入り禁止になってしまうよ。
で、そんな気落ちするご主人と沖のポイントへ繰り出す。
ご主人あおり烏賊の名士である。どうやらコツはそのボートの漕ぎ方にあるらしい。
今日はじっくりと観察してその技を盗もうという魂胆である。
ちなみに技を盗んでも犯罪にはなりません。ボートを盗むと犯罪にはなります。
沖に着くことしばし、竿を振る。見れば沖には手漕ぎボートが7艘、結構な混雑である。
何回も竿を振るが魚信無し。釣り人が多くなりあおり烏賊も少なくなってきたらしい。
そういえば、今朝の定置網の収穫もあおり烏賊は一枚だけであった。
そんな中にも我が師匠、やる時はやります。魚信があり、手繰り寄せるとあおり烏賊で
はないものの、立派な赤烏賊、この地ではだるま烏賊と呼ぶそうです。
これも、烏賊の中では美味しい部類に入る烏賊である。
● 今日の釣果:
UKIはゼロ
● 本日の教訓:
いつも釣れていたら面白くは無い、釣れないのも釣り
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