修善寺の田園風景
大きなかわはぎ

NO,002

棚田の海のかわはぎ釣り 2009 5月

5月16日 午前9時出船 午前11時沖あがり

今回も気合を入れて、「伊豆の棚田に行ったなら必ず釣るぞ!」のかわはぎ釣りである。
日の出も早くなったので早朝、日の出とともに出発、まったく渋滞の無い東名高速を走って
午前6時には沼津に到着。
小腹が空いたので24時間営業のハンバーガーショップに立ち寄り、マフィンのサンドイッチ
をテイクアウトして、早朝人気の少ない田園風景を眺めながら道端に腰掛けて食べる。
何かとても贅沢な気分となる。外で食べる食事ってなんて美味しいんだろう。
で、その後も順調に進み、午前8時半には棚田の集落に到着する。

今回、いつもの宿の駐車場は場所が変わったとの事で、とりあえず海岸の道路脇に自動車
を停車させて、宿に向かおうとして目を上げると、自動車を停めたすぐ脇の道路に面した塀の
上から顔がふたつ出ている。一人は宿のご主人の顔、ギョッとする。
向こうもいきなり目の前に停まった車から、知った顔が現れたのでギョッとした様子。
海の荒れ具合を見ていたそうです。

今日は、あまり天候が良くない。
途中、ぼちぼち雨も降っていた。天気予報では、この週末雨模様らしい。
田植えにはもってこいの天候だが、釣りには少ししんどい。
が、今は雨も無く風も無い。
せっかく来たのだから、ここを逃してはと田植えの始まるお昼までの間、ボートを出す事に。

風のまったく無い海にボートを漕ぎ出す。
今回の餌は、ここの名物桜海老。他の釣具屋ではこの餌、見た事が無い。
そして、定番あさりの剥き身。
今回は桜海老を上の針に付け、あさりは下の針に付けての勝負である。
竿はもちろん、高くて硬い竿と柔らかくて調子の良い竿「無量庵爆釣」の二刀流である。

さて、沖のポイントに着く。
何回か仕掛けを落すが、餌が喰われない。
前回の嫌〜な感触が思い出される。
まだ、季節が早いのかそれとも定置網が無くなったからなのか・・・・・

それでも、なかなか来れない釣り場なので、仕掛けを落す事しばし。
40分くらい経過したくらいか?仕掛けを上げると見事に餌が無い。
普通餌を取られると頭にくるが、この場合、何故か嬉しくなる。
何故か?
確実にかわはぎがいるからである。後はこちらの問題である。

何回か餌を見事に取られた末に、竿先に確かな魚信号。ここで合わせて竿先を上げる。
久しぶりの感触である。いきなり竿先を海面に引っ張る強い引き、時おりとても不安な気持ち
にさせるふわっとした浮遊感、ここで緩めると次にリールを蒔いても魚信は無い。
このやりとりがカワハギ釣りの妙味であり、魔の味である。
最初の一匹とのやりとりを充分堪能し網を出し海から上げると、25センチはあるかわはぎ。
思わず嬉しくなる。キャホ〜と声が出る。

最初の一匹は堪能させてもらったが、この後餌を捕らえるばかりでなかなか釣れない。
で、竿を変えてみる。
ちなみに本日最初の一匹を釣り上げたのは、高くて硬い竿である。
この竿、喰いが立った時には調子が良いが硬い分弾いてしまうようでなかなか針かかりが
よろしくない。それに比べて「無量庵爆釣」は柔らかいので粘りというか溜めというかじんわり
といっった感覚があり、自然に針かかりしてくれる。
さお、竿を変えると面白いように魚信が来る。
ここで二匹を釣り上げる。

竿を出して1時間半、なかなか調子が良いぞと思ったものの、ここで魚信が遠のく。
餌も取られない。
どうやらまだ魚の影が薄いのか、または昼寝の時間なのか?
そろそろ、今回の本題田植えに行かなくてはという事で沖あがりとなる。

ちなみに今回は釣りをゆっくりと堪能しようという事で、初日に田植えを終えて、翌日朝から
夕方まで釣りをする予定だったのだが、夜半から朝にかけて大雨が降り、その後も降ったり
やんだりの天候の為、釣りは出来ずに午前中に帰路に着く事とした。
ちょっと残念。


今日の釣果:
かわはぎ3匹

本日の教訓:
思い立ったが吉日、そして初志貫徹。















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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。