やまだて
シーカヤック
かわはぎ

NO,004

秋の棚田のかわはぎ釣り2009

10月 4日  午前11時半出船 午後4時半沖あがり

棚田の稲刈りに西伊豆に来た。
ここに来て、天候に恵まれたらなら必ず手漕ぎボートで沖に出る。
ここは、昔からかわはぎ釣りの穴場である。

かつて定置網があった頃は、定置網の周りの藻や貝が絡みついた網にかわはぎが集まり、
簡単に釣れたものである。
その定置網もなくなってからは魚影は薄くなり、回遊しているかわはぎを餌で引き止め
釣るようになって、それなりにかわはぎを釣る事は難しくなったが、それでも型の良い
かわはぎがそこそこ釣れる。他の場所とは違うかわはぎの穴場である。

稲刈りをお昼前に終わらせて、いざ海に向かう。
まずは、入り江の出た外海と接するところ、岬の向こうの隣の集落が見えるか見えない
かといったところ、水深は20メートルくらいか?
岬の磯場には、いつもグレ釣りをする釣人が入っている。

仕掛けの下針にはあさり、上針にはオキアミを付けて仕掛けを流す。
叩き釣りをしてかわはぎを集める。で、10分ほどは餌は取られない。
ここで弛ませ釣りに切り替える。数分して餌を確認する事数回、見事に餌が取られる。
さあ、これからが勝負である。
竿先に集中して不規則に弛ませながら魚信を待つ。
と、竿先が震え、竿先を上げるとカンカンを鋭い引きがある。かわはぎである。

続けてかかれよ!と思っても、その後は続かない。魚が回遊しているのようである。
餌が取られ、魚信があるのは、およそ30分くらいの間隔でやってくる。
その機会を逃す事なく、釣り上げるのが大変である。一度バラすとその後が続かない。

こんな繰り返しを何回か行う。
今回は夕方までじっくりと時間がある。ポイントを変えて釣果が変わるか試してみる。
以前、続けて釣れた防波堤の近くの岩場に向かう。
ここは水深が7メートル、根があり仕掛けがとられる。何回か仕掛けを落すものの、
餌は取られない。今回はここがダメと判断して、また沖を目指す。

今度は、かつて定置網の中心があったあたり。
で、仕掛けを落すと餌が無い。
時間は午後3時を少しまわった頃、潮も動き出す。
ここでは、入れ喰いに近いほどの魚信である。大きなかわはぎがいるのか、仕掛けの
糸は切られるわ、針が折れるわでバレたかわはぎも多い。とはいえ、仕掛けを落すと
ほぼ毎回魚信があり、面白いようにかわはぎが釣れる。
結局ここで小一時間の間に6枚を上げる。

今回も最初は釣れるかなぁ〜と思って不安な気持ちで沖に出たが、いつもの場所で、
いつものように釣れば必ずかわはぎはやってくる。
今回も期待通りのかわはぎ釣りだった。満足。

本日の釣果:
かわはぎ10匹

本日の教訓:
何より大事は、基本と神経の集中
















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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。