ボート
道具
かわはぎ

NO,002

棚田のかわはぎ釣り 2011初夏

5月15日 午前 8時出船 午前10時半沖上がり
5月15日 午後12時出船 午後 2時半沖上がり
5月16日 午前 5時出船 午前 6時 沖上がり。

毎年棚田に来ると手漕ぎボートで海に出る。
狙いはかわはぎ、ここのかわはぎは型がいいし、あまりすれていないので、無防備に餌
に食らい付いてくる。よって、割合簡単にかわはぎの引きを堪能出来る。
昨日田植えを終わらせ、今日はのんびり一日釣りを楽しむんである。

昨日は、風が強く沖には白波が立っていたが、今日は静かな海である。
沖には悠々たる富士山、富士を望みながらの釣りなんて、こんな贅沢は無い。
ところで、棚田のかわはぎ釣り、田植えの頃はあまり数が釣れない。過去の釣果を見る
と圧倒的に田植えより稲刈りの秋の時期の釣果がよい。この時期の釣果は、まあ4匹も
釣れたら上出来でしょうか?

港から漕いで、およそ10分、以前定置網があったポイントに到着。
アンカーを下ろして、仕掛けを準備していると、あたりはバシャッバシャッと波しぶき
が立つ。鰯かキビナゴの群れである。水面の下を、柳の葉のようなしなやかな影が沢山
流れていく。サビキとコマセを持っていたらきっと何の魚か判るんだろうけど、今日は
かわはぎ釣りの用意しかしていない。少し残念でもある。
そのうち、小さい魚を追いかけて、さっきより大きいボイルが始まる。
これは何の魚なんでしょう?
イナダの季節には早すぎるし、はて、何の魚だったんでしょう?まあ、ともかく、今日
はかわはぎ釣りである。

まずは、高い竿で仕掛けを下ろす。魚信を待つが反応無し。
何回か仕掛けを揺らしてアピールするが反応無し。仕掛けを上げてみると餌が取られた
様子も無い。今度は、無量庵爆釣で仕掛けを下ろす。この竿、弛ませ釣りに向いている
竿である。ここでの釣果は、この竿の方が反応がいい。が、こちらも反応無し。
何も反応が無くて、ただぼんやりと過ごしていると眠くなってくる。昨日は、午後八時
には寝て、午前四時には、目が覚め充分過ぎるほど寝たのだが、朝ご飯をしっかり食べ
ると、やはり眠くなってしまう。

天気は良く、うららかで魚信が無くて単調な時間が過ぎる。
仕方なく、竿を置いて一眠りする。およそ半時ほどで仕掛けの様子を見ると餌が無い。
魚がいる証拠である。また高い竿に変更して本気モードで竿先に神経を集中する。
と、竿先に魚信、かわはぎである。魚信に合わせて竿先を上げるとグングンと強い引き
間違い無くかわはぎである。が、リールを巻いているうちに軽くなり、バレてしまう。
その後が魚信も無く餌も取られた事も無い。一旦、棚田のおにぎりを頂きに港に戻る。

さて、午後。
風が少し出てきた。時折強く吹く。強い日差しにはこの風は心地よい。
で、少し漕いで沖に出る。
仕掛けを下ろすも魚信は無い。何回か上げ下げを繰り返す。餌の様子はどうかと仕掛け
を上げると一番下の針の餌が無い。どうやら、かわはぎが回って来たようである。
餌を付け替え、慎重に仕掛けを下ろす。竿先に神経を集中して竿を上下に揺らし誘う。
と、竿先がクッククッとしなる。かわはぎである。
続けて、もう一匹。が後が続かない。その後は餌も取られない。釣れたかわはぎ二匹は
いずれもメスであった。

その後も、しばし仕掛けを下ろすが、この後が続かない。餌の浅利も充分に残っている。
今日はこれで終了にして明日の早朝、もう一回チャレンジしてみる事に・・

開けて翌日。
当初の予定では前日には、ほどほど釣れて餌が無くなり、今日は朝からのんびりと温泉に
入り帰宅の準備をするつもりだった・・・のだが、まだ沢山餌が残っているので、朝早く
から釣りに出掛ける。

だいたい朝まずめといって日の出直後は魚の活性が良い。
で、仕掛けを下ろすが魚信は無い。餌も取られてはいない。毎年、初夏の頃は秋に比べて
あまり釣れない。

しばし竿を下ろすがまったく餌が無くならない。
小一時間ほど頑張ってみるが、餌が取られない以上このまま竿を出しても仕方がないと
判断する。ここでアンカーを上げ港を目指す。



本日の釣果:
かわはぎ二匹

本日の教訓:
いつも魚が思ったように釣れたら面白くない
次にはどうしようとあれこれ考える楽しみが無くなってしまう

















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静かな海で一人ぼうっ〜と出来る。上腕と腹筋を鍛えるのに最適。
スポーツジムと比べこちらは時々魚のおまけが付くなど、海のボート釣りは
良い事づくしです。よく出掛ける逗子湾沖を中心にお伝えします。