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NO,005 |
■ 恐るべきさぬきうどん 麺地創造の巻
■ 恐るべきさぬきうどん 麺地巡礼の巻
11月
著者:麺通団
出版:株式会社 新潮社
あの「恐るべき・・・」の元祖本である。
この本を知ったきっかけは、信州蕎麦の本を読んでいたらその著者が文中で、
「信州蕎麦もその知名度は確かなものがあるが、さぬきうどんと比較するとその圧倒的な
情熱と異常なまでの盛り上がりに一歩も二歩も遅れをとっている。その証拠にかの地の
さぬきうどんには熱狂的な異常とも思えるファンがいて何やら仕事をさて置いても日夜うどん
巡りをしているらしい。おまけに{恐るべき・・・}とかいう本まで出版している。信州蕎麦ファン
にあの情熱が見出せないのが大変に残念だ。」
てな事を書いてあったのが気になって本屋に行って入手したのがこの本である。
最近ではその続編まで出ているではないか。と言う事で2冊を紹介。
たしかに、琴平のこんぴらさんの参道の茶店で食べたさぬきうどんは美味かった。あの太さと
いい腰といい、またほんのりとした小麦の良い香りといい、関東では絶対に有り得ない出し汁
といいとんでもない麺である。
よくさぬきうどんは噛まずに喉で味わうというが、まさにディープスロートである。
これをいうと変態かと疑う人がいるが私は、変態ではない。変態でも無ければ、もちろんその
経験も無いがなんとなくわかる気がするのである。
さぬきうどん状の胃カメラが開発されたら胃カメラファンが出来たりして・・。
最新機種の臨床検査は香川県で行えば絶対バッチリだろうとも思ったりする。
まさにさぬきうどんは、白魚・しろうおといった口中で味わう食と同等である。
さてこの著者は、タウン誌を発行する会社の社長を中心としたさぬきうどん大好き人間の集団
である「麺通団」というグループである。正式名称「ゲリラうどん通ごっこ軍団」。略して「麺通団」
(どこが略しているんじゃ?)というツッコミを日々期待している人達らしい。
で、日夜仕事の合間に隠れた名店を探求している。時としてさぬきうどんの名店巡りの合間に
仕事をしているようでもある。
探していたものが見つかった時、東京人はカッコつけて「ビンゴ!」というが、彼らは
「あやしさ大爆発!!」
というようである。このフレーズはちょっと癖になる。
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