野菜の食べ方


NO,025

■ 野菜の食べ方

12月

著者:魚柄 仁之助
出版:株式会社 飛鳥新社

UKIは、持病があり普段はあまり牛肉や豚肉を食べない。この病気経験者は分かるだろう
が、発作が、出ると一週間くらいとても辛い思いをする。初めて発作が出た時は本気で骨が
折れたかと思った。
で、そのような病気が進行しない為には食事が大切である。蛋白質を避けて野菜を食べる
事である。おかげさまでUKIは、中華の野菜炒めが大変上手になったのであるが、そんな
野菜料理を178種もおさめられた本がこの本である。

著者が大正時代の古書から導き出したのがこの本。178種もあるのなら半年は同じ料理が
出てこない。大したものである。UKIが印象に残ったのが以下の内容である。


@ 大根の煎り出し
揚げだし豆腐の大根版である。そのまま水気を切った大根を素揚げして餡を掛ける。

A 蕪蒸し
蕪を茹でて切り抜きその中に茶碗蒸し状のものを入れて蒸す。茶碗蒸しより玉子焼きくらい
の硬さにするところがポイントである。


B 焼き人参
立て塩に30分漬けてから焼く。それだけの味で食するらしい。そう言えば魚の開きも立て塩
30分である。素材の味と塩がちょうど拮抗する時間なのだろうか?


C そらまめスープ
ポークビーンズ油・トマト抜き塩味ベース。大正時代なのにハイカラな料理である。

D 柚いも
いわゆるさつまいもの柚釜である。どんなんだ?

E いもなます
つくねいもと鶏卵をよくあたり粘り気を出してから生姜・酢・醤油で食する。生である。
鬼平犯科帳で出て来るいもなますとは全然違う。


F 酢蓮
いいねえ。

G 京菜漬け
株ごと尻を十字に切って薄塩をして重しを乗せる。水が出てきた食べごろ。






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空の写真 今月の本(2002)
面白かった本などを紹介します。
2002年に読んだ本の中からの紹介です。