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NO,004 |
■ 楽しもう一人料理・家庭の魚料理
3月
著者:丸元 淑生
出版:株式会社 講談社
UKIの食事のシステムの基本的な考え方は、実はこの著者の考えによるところが大である。
20年程前から料理のシステム学という当時は珍しかった希少栄養素の組み合わせの大切さ
を説いていて理に叶った説だと思い、UKIも良いと思ったところは実践していたのである。
で、最近では綺麗な写真付きというよりも文章よりも写真の方が断然そのスペースを大きく割
いた豪華ムック本が出ているではないかという事でここでご紹介を致します。
「楽しもう一人の料理」は、主に野菜をいかに取り入れるかに主眼がおかれている。
野菜の本来の味を引き出すみっつの料理法を紹介している。
@ 水無しで蒸すは、何も味をつけずに強火で2分間蒸し焼きにする。
A 塩を振り油で1分間炒めるブレイズ
B 野菜の水分だけで煮るラタトウユ
野菜料理のなかには、この取り合わせで本当に美味しいのかなと首を傾げたくなるものもある
が、体に優しい料理なのだろう。
また、「家庭の魚料理」では魚のアラをいかに出汁として取り入れるか詳細に触れている。
本来魚の持っている力がその身だけでは無く頭や骨といったアラにいかに含まれているか、また
すこし高価な魚でも鮮度があればそのアラを出汁にする事で美味しく必要な栄養を吸収する事が
出来、結局は、割安となる事を繰り返し説いている。
最近、UKIも釣った魚を処理するのが面倒でアラを充分使い切らないが、魚を使い尽くさないのが、
最近の釣果の落ち込みに関係しているのではなかろうかと思わず自分を見直してしまう。そんな事
に、気付かせてくれる本でもある。
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