神々の食


NO,012

■ 神々の食

4月

著者:池澤 夏樹
出版:株式会社 文芸春秋

沖縄は自然に囲まれた地であり、その独自の食材や料理は長寿料理では?と最近、
大変注目されている。では、どんな料理が誰の手で作られ続けているのか?
沖縄に移り住んだ著者が、当地で食べた印象に残る料理を紹介している。

独自の食の文化とは?
情報の交流はあったとしても物資の交流が困難な場所、例えば離島。
自給自足を強いられ、必然的に身近な食材をああでもない・こうでもないと工夫
してけったいな料理を数多く作る。多くの人と時間に風化され、これはいけるん
じゃないといくつかの料理が残る。この料理が3世代以上に渡って受け継がれる
と伝統料理となる、独自の食の文化の完成となる。
なぜ、3世代以上か?
それは、もの心ついた時からごくごく自然に食べていた当たり前の料理だから。
美味いとか不味いとかのレベルでは無い。

この中で、UKIの印象に残った料理を記してみた。
イラブー汁・ヤギ鍋・豆腐・コーヒー・アイスクリン・ミキ・きっぱん・
ブクブクー茶・そてつ実そ・しまラッキョウ
みんな一度は食べてみたい。










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空の写真 今月の本(2004)
面白かった本などを紹介します。
2004年に読んだ本の中からの紹介です。